2017年10月16日

おはなしのくに「したきりすずめ」 吉田羊さんにインタビュー!


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おはなしのくに は、一流の語り手が、古今東西の物語を魅力的に読み聞かせる国語番組です。10/23(月)は、日本の昔話「したきりすずめ」をお届けします。語り手を務める俳優の吉田 羊さんに、収録の感想などを伺いました。

〈「したきりすずめ」あらすじ〉
昔あるところに、じいさまとばあさまがおりました。じいさまは柴刈りに出かけた時に出会った一羽のすずめを連れて帰り、「おちょん」と名付けてかわいがります。しかしばあさまは、おちょんが洗濯のりを食べてしまったことに腹を立て、舌を切って追い出してしまいます。
じいさまがおちょんを探しに行くと、竹やぶの中にすずめのお宿があり、そこにいたおちょんに歓待されます。帰りにもらった小さなつづらを開けると、中から宝がざっくざっく!それを見た欲深いばあさまは、自分は大きいつづらをもらおうと、すずめのお宿に向かいます…。

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――吉田さんはテレビ・映画などでいろいろな作品にご出演されていますが、この番組の出演の話を聞かれてどう思いましたか?

二つ返事でお引き受けしました。一人芝居をしたことがなかったので、すべての登場人物を一人で演じるということに、挑戦したいと思ったんです。
今回は、じいさま、ばあさま、おちょん、語り手の4役を演じました。演じ分けには、落語の話し方を参考にしました。落語では、声色と顔の向きを変えて、一人で何役も演じ分けます。これがやってみると難しくて!何度か顔の向きを変えるのを忘れそうになってしまいました。でも難しいからこそ、うまくいった瞬間にキャラクターがおりてくるという経験ができました。とても新鮮でした。

――じいさま、ばあさま、おちょんの中で、特に興味を持ったキャラクターはいますか?

私が魅力的だと思うのはおちょんですね。おちょんはすずめではあるけど、人間の多面的な心模様を投影している、深いキャラクターだと思います。
お話の中で悪者はばあさまですが、見方を変えると、おちょんって結構したたかだと思うんです。きっとばあさまが大きいつづらを選んだ時も、これを持って帰ったらどうなるか、わかっていたはず。
いやもしかしたら、おちょんは神様の化身で、人間は欲望を乗り越えられるか試していたのかもしれない… なんて、考え出すと止まらないです(笑)。

――なるほど。たしかに昔話は、いろいろな読み取り方ができて面白いですね。

そうなんです。今回演じてみて「昔話って意外と深いのね」と思いました。ひとつのお話でも、読む時期や人によって受け止め方はそれぞれです。番組を見る人にも、いろいろな感想を持ってもらえたらと思います。
学校でこの番組を見た後で、みんなで「自分が好きなキャラクターを主人公にしたサイドストーリー」を考えても楽しいんじゃないでしょうか。例えば「したきりすずめ エピソードゼロ」として、おちょんが突然じいさまの前に現れるまでの物語を考えたりしてね。
子どもたちがこの番組を見て、昔話を楽しんでくれたら、さらに、自分で物語を考えたり友達のお話を聞いたりする面白さも味わってくれたら、とてもうれしいですね。

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おはなしのくに 「したきりすずめ」
〈Eテレ 10/23(月) 午前9:00~9:10〉
〈Eテレ 10/30(月) 午前9:00~9:10〉(再)

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:10:00 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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