新型インフルエンザに備える
2学期に入り、新型インフルエンザの感染が広がりつつあります。どういった備えが必要なのでしょうか。今回は、再びこの問題を取り上げたいと思います。
■夏休み中にも感染が相次いだのは?
厚生労働省などによりますと、部活動やキャンプなどでの感染が目立ったということです。宿泊を伴う合宿や部活動などふだんより大勢で一緒にいる時間が長かったことが感染につながったのではないかとみられています。学校が感染の危険性が高いと注意を呼びかけているにもかかわらず、運動部ではペットボトルの回し飲みをしたりする子どもたちがまだまだ多いようです。心当たりがあるという子が案外多いかもしれません。
■2学期は…
「1学期とは違う緊張がある」という声が学校現場から聞かれます。というのは、文化の秋、スポーツの秋、収穫の秋といわれるように、子ども同士、あるいは外部の人と一緒に過ごす機会が増える文化祭、体育祭などの学校行事や野外活動が目白押しだからです。加えて、修学旅行を秋に延ばした学校もあって、また流行と重なるとこれ以上の日程調整は難しいと困惑を隠せない学校もあります。
また、早いところでは大学入試がスタートしています。本番はまだ先とは言っても、秋には、推薦入試や自己推薦型のAO入試が行われます。大学ごとにインフルエンザにかかった受験生への追試や再試験などの対応を検討していますが、若者の将来の問題ですので、受験生に不利益がおきないように十分な配慮を求めたいと思います。
■国は現場にどういった対応を求めている?
個別ケースの対応は学校ごとの判断に任されています。感染防止策としては、3点求めています。まず、基本的な防止策の徹底です。以前から指導している「手洗い、うがい、咳エチケット」を改めて徹底すること。2つめは保健所と連携して必要に応じて学級閉鎖や臨時休校などの措置をとること。都道府県ごとに次第に基準や目安が整えられてきています。3つめは重症化しやすい病気がある子どもへの指導。たとえば、ぜん息や心疾患、糖尿病、腎臓病などがこれにあたります。まずは、学校ごとにどんな病気の子がどれぐらいいるのかを把握して、重症化するのを防ぐことが必要です。家庭や医療機関との連携が欠かせません。
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投稿者:解説委員 | 投稿時間:15:00 | カテゴリ:早川解説委員の教育コラム | 固定リンク
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『時々迷々』 ~子どもたちの反応を見て考える、授業展開~
『時々迷々(ときどきまよまよ)』は、だれの心の中にもひそむ「迷う気持ち」をドラマ形式で描く道徳番組です。さまざまなことに直面する子どもたちの気持ちを、神出鬼没のキャラクター「時々迷々」が揺さぶります。
2009年7月10日、神奈川県川崎市立夢見ヶ崎小学校の4年2組で『時々迷々・声なきメッセージ』を利用した道徳の授業が行われました。その様子をリポートします。
★番組のあらすじをなぞりながら、意見交換
授業が始まると担任の草柳譲治先生は子どもたちに、ケータイを使ってメールを送ったことがあるか尋ねました。するとほぼ全員の子が「ある!」と答えました。使った理由は、手紙に比べて相手にすぐ届くから。先生の「メールって便利だね」のことばに、みんな大きくうなずいていました。
ここで先生は黒板に2人の女の子の写真をはり「きょうは『時々迷々・声なきメッセージ』という番組を見ます。この2人が中心になるお話です」と言ってテレビをつけました。
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『時々迷々・声なきメッセージ』視聴
仲よしのマキとイズミは、秘密の交換日記をしていました。ところがイズミが転校生のミユと仲よくなるのを見て不安になったマキは、自分がイズミと仲がいいことをアピールするために、その交換日記をみんなに見せてしまいます。イズミはそれをマキの裏切りだと感じ、ますますミユと仲よくなります。
そのころイズミはケータイを買ってもらい、自分のアドレスをミユに教えます。マキは友だちを使ってミユからイズミのアドレスを聞き出し、友だちといっしょにイズミにたくさんの悪口メールを送ります。事情を知った担任の先生はマキたちに、ケータイメールは一歩まちがえば相手の命を奪うほどの凶器になると厳しくさとします。
数日後、道でばったり出会ったマキとイズミ。黙ってすれ違う2人に時々迷々が「迷ってる?何か言いたいことがあるんじゃない?」と声をかけ、2人は顔を見合わせます・・・。
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投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:14:00 | カテゴリ:授業リポート | 固定リンク
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学力テストでわかったことは・・・
2学期が始まるのに合わせて、ことしで3年目を迎えた全国学力テストの結果が文部科学省から発表になりました。今回は、その結果についてです。
■結果の特徴は?
4点あげたいと思います。
1つは、学力が上がったのかわからず。
2つめは、都道府県ごとの格差は相変わらず。
3つめは、知識の活用力に課題はありそうだけれど…。
4つめは、学校の指導の成果はハッキリせず。
■ポイント1 「学力は上がったのか、下がったのか」
この点が、最も関心が高いところだと思いますが、結論からいうと、上がったとも下がったとも言えません。
各教科の平均正答率をみてみますと、小中学校とも、従来の基礎知識を問うA問題は60~70%台、知識を活用する力を問うB問題は50~70%台と去年を上回っています。正答率だけを比べれば上向いたようにみえますが、そう簡単ではありません。問題の難易度がハッキリしないからです。たとえば、中学校の国語のB問題は数字の上では一気に上がっていますが、去年解答時間が足りなかったという割合が31%にのぼったことから、設問や問題文の量を減らしたのです。その結果、時間が足りなかったという答えは8%にまで下がりました。問題の量を減らしたら成績が上がったととらえることができ、学力が上がったと言い切るわけにはいきません。
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投稿者:解説委員 | 投稿時間:15:00 | カテゴリ:早川解説委員の教育コラム | 固定リンク
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『おはなしの旅』 大島ミチルさん&仲村トオルさんにインタビュー
『おはなしの旅』は、古今東西の名作を、名優たちが語り聴かせるラジオ番組です。じっくりと語りかけてくる声や音楽が、聴き手の想像力をかきたてます。
9月には中学年編で、2回に分けて「銀河鉄道の夜」を放送します。宮沢賢治の代表作として有名なこの作品を、ラジオドラマとしてどう表現するのでしょうか?挿入曲を手がけた作曲家の大島ミチルさんと、ナレーションを担当した俳優の仲村トオルさんにお話を伺いました。
★お話の世界をふくらませる、叙情感あふれる音楽
年に一度の星祭り。少年ジョバンニは、親友カムパネルラがほかの友
だちと祭りに行くのを見かけ、さびしい思いで草の上に寝ころがります。するといつのまにか、不思議な列車に乗っているのでした。前の座席に座っていたカムパネルラとともに、銀河鉄道の旅が始まります。しかしこれは、カムパネルラの死へと向かう旅でもありました。
この物語に作曲家の大島ミチルさんは、全8曲を作曲しました。ジョバンニが列車の中でカムパネルラを見つける場面や、2人でいっしょに旅をしようと約束する場面などに、印象的な場面に曲が入り、物語の雰囲気を高めます。
曲を収録するときは、チェロ、バイオリン、ピアノの3人の演奏を、大島さんみずからが指揮しました。
3人での演奏というのは、ほかの回に比べて人数が少ないそうです。その中でも、女の子がさそりの火の話をする場面はピアノのソロ、物語のラストはチェロのソロといったように、シンプルな
形での演奏が目立ちました。この理由について大島さんは「台本を読んで、セリフのひとつひとつがすばらしくて感動しました。だから音楽はシンプルなほうが、お話の内容がよりピュアに聴く人に伝わると思ったんです」と話します。今回の曲作りでは、悲しさだけではなく、登場人物たちが抱える悲しさと温かさの両方をいかに表すかが難しかったそうです。
大島さんは今回あらためてこの作品を読んでみて、以前と違った感銘を受けたと言います。「わたし自身このごろ、自分はどう生きてどう死ぬんだろうと考えることがあるんです。人がどう死ぬかは、どう生きたかということにつながるのかなと思ったりして。そんな意味でこのお話は、とても深いなと感じましたね」。
NHKの大河ドラマ『天地人』の音楽など、多方面で活躍なさっている大島さん。『おはなしの旅』はいいお話が多いので、仕事をするのが楽しいんですと笑顔で語ってくださいました。
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投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:14:00 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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