2011年08月16日 (火)おはなしの旅(低学年) 「星の金貨」収録現場リポート


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おはなしの旅 は、古今東西の名作を名優たちが語り聴かせるラジオ番組です。じっくりと語りかけてくる声や音楽が、聴き手の想像力をかきたてます。
低学年編では2学期の初回に、声優の島津冴子さんと俳優の仲村トオルさん出演で、グリム童話「星の金貨」を放送します。7/29(金)に行われたスタジオ収録の様子をリポートします。

★ 真剣勝負の収録現場

【「星の金貨」あらすじ】

お父さんもお母さんも住む家もない貧しい少女が、雪の降る中をとぼとぼと歩いていました。優しい心を持つ彼女は、道で出会う困っている人に自分の大切な物をあげていきます。おなかをすかせたおじさんにはパンを、頭が寒いという子にはお母さんの形見の帽子を・・・。とうとう持ち物も着るものもなくなった女の子のもとに、星が降ってきました。それは彼女の足元で、キラキラ輝く金貨に変わっていくのでした。

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島津さんと仲村さんは、スタジオに入るとすぐディレクターと打ち合わせをしリハーサルに入りました。今回島津さんは女の子と男の子とおばさん、仲村さんはナレーションと老人と若者を演じ分けます。

ラジオドラマはせりふを先に録って、あとから音楽や効果音をのせて完成させることが多いのですが、『おはなしの旅』ではせりふを録る時に音楽も出しながら収録します。島津さんは「『おはなしの旅』は、ラジオ番組の昔ながらの録り方と言えるでしょうね。音楽と同時に吹き込むとより感情を込められるし、この音楽だったらこう表現しようということも考えられるんですよ。ミスをしてはいけないと緊張する分、役者としても勉強させていただいています」と語ってくれました。

★ 「星の金貨」について

貧しいけれど豊かな心を持つ女の子の話「星の金貨」。お二人はどう感じたのでしょうか?

仲村さんは「収録前に、グリム童話はもともとドイツで口伝されてきたお話を集めたものだと聞いて、昔、実際にこんな境遇の女の子がいたんだろうなと悲しい気分になりました。このお話は、女の子を死に追いやった大人たちが、自分の罪悪感を薄めるための話かな。自分がよければという気持ちで女の子の物をもらっていった大人たちが、雪の中で彼女が亡くなっている姿を見て罪悪感を抱き、女の子は幸せな気分で天国にいったんだと自分たちに言い聞かせたかったのかもしれない、と思ったんです。
そんな気持ちがわき上がったので、最初は冒頭の"昔ドイツのある小さな村に"を力をこめて読みました。でも低学年の子が聴くのなら、そこはあまり強調しなくてもいいなと思い直して、結局は読み方を変えました」。

島津さんは「わたしはこのお話は、物への執着をなくすことで、本当に大切なのは、ひとを思いやる心だと教えてくれていると感じました。それは宗教や文化を超えて伝えるべき、大切なことなのだと思います」と語りました。

仲村さんは大きくうなずき「島津さんと読む前とあとの自分の感想が全然違うことを含めて、いま感動してます。こういうところも俳優の仕事のおもしろいところですね」と、微笑みました。

★ 子どもたちから届いたプレゼント

島津さんと仲村さんは、2年前に おはなしの旅(高学年)「銀河鉄道の夜」で共演しています。そんなお二人に、うれしいプレゼントが届けられました。さいたま市の小学4年生が授業で「銀河鉄道の夜」を聴いて、感想文や絵を送ってくれたのです。二人はその1枚1枚を手にとって「こんなにいろいろなことを感じてくれてほんとうにうれしいですね」「『星の金貨』についてもいろいろな感想を聞かせてほしい。女の子がかわいそうとか、いや最後幸せになってよかったとか・・・。子どもたちがどんな感想を持つのか、とても楽しみですね」と話していました。

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一流の俳優たちが作り上げるお話の世界。『おはなしの旅』を聴いて、ぜひあなたのイメージや感想もふくらませてみてください。

おはなしの旅(低学年) 「星の金貨」
< ラジオ第2 24(水) 午前 9:30~9:45 >
< ラジオ第2 31(水) 午前 9:30~9:45 > (再)
< ラジオ第2 9/7(水) 午前 9:30~9:45 > (再)

 

投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:10:00

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