2015年02月06日 (金)「ことばドリル」脚本の上田誠さん&伊勢村圭太さんにインタビュー!


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ことばドリル は、番組とホームページのドリル教材で「初歩の読み・書き」を楽しく身に付けることができる番組です。「読み書きで失敗する大人たち」を楽しいコント劇で見せることで、子どもの身近にある言語ルールに気づかせます。脚本を担当している上田誠さん(ヨーロッパ企画代表・脚本家・演出家)と、伊勢村圭太さん(夕暮れ社 弱男ユニット・脚本家・俳優)に、番組に込める思いなどを伺いました。

――「ことばドリル」は、小学校1・2年生向けの国語番組ですね。学校放送番組の脚本を書くという話を聞いたとき、いかがでしたか?

上田) 子どものころ、授業中先生に「テレビを見るよ!」と言われるととてもうれしかったことを思い出しました。クラス中の温度が上がりましたね。だからこのお話をいただいた時に、教材として使えるのはもちろんですが「 子どもたちに好かれる番組を作りたい!」と思いました。

伊勢村) 脚本を書くときは、全力でおもしろいコントを作ることを心がけました。子どもは子ども扱いするとおもしろがってくれないので、ぼくたちが本気でおもしろいと思うものを書こうと。教材とエンターテインメント性の両方に気を配りましたね。

――「ことばドリル」では、毎回2本のコントが描かれていますね。博士とロボット、探検隊、宇宙飛行士などなど、その設定は実にさまざまです。

上田) 題材によって、コントにするのが難しいものもありました。例えば作文。作文を使ったおもしろい状況って、限定されるんですよ。主人公が日記を書いているといった状況はすぐ思い浮かぶんですが、もっと子どもたちがおもしろがるものがいい。それは何だろうと、ディレクターとずいぶん知恵を出し合いました。そうやって、ファミレスのメニュー編や忍者の密書編などが生まれました。

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伊勢村) 一生懸命考えたシチュエーションがテーマとばっちりはまると、やった!という感じでした。
例えば 第5回 「はんたいのことば」 は、対義語がテーマ。忍者が合言葉として反対の言葉を答えると門が開くという仕組みを思いついた時は、気持ちよかったです。
個人的には、怪盗ワルダのコントが好きです。警察がワルダからの暗号を読み解いていく内容で、自分が子どものころ見てもワクワクしたと思います。

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 ――この番組を利用する先生や子どもたちに、感じてほしいことなどはありますか?

伊勢村) 「ことばドリル」を使うことで、いつもの授業に違う風が吹いてくれたらいいなと思います。番組を見た後で、言葉遊びのゲームなどをしても楽しそうですね。

上田) 番組の中では意識的に「教科書にはのっていないけれど、日常の会話によく出てくる言葉」を入れています。そうすることで子どもたちの中で、学校の勉強と日常生活がうまくつながればいいなと思っています。
第11回 「うれしくて たのしくて」 では、喜びの感情を表すとき、「うれしかった」だけではなく「胸がじいんとするほどうれしかった」などと言うと、自分の気持ちを相手にもっと伝えられるというコントを書きました。
語彙を増やすと、自分の感情まで豊かになります。言葉を知ることで、世界を見る解像度が高くなります。
生活の中で言葉を増やすには、自分で新しい言葉を使うように意識することが必要です。「ことばドリル」がそのきっかけになってくれたら、とてもうれしいです。


ことばドリル
< Eテレ (月)午前 9:00 ~9:10 >

投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:10:00

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