北海道 ユルリ島 


 

北海道東部、根室半島の沖合に浮かぶ小さな無人島・ユルリ島。北の野生動物が群れ、豊かな自然がひっそりと残されています。ユルリ島はアイヌ語で「鵜の居る島」という意味でウミウをはじめ、絶滅が心配されるエトピリカ、ケイマフリ、チシマウガラスなどの海鳥が繁殖しています。
 
番組では、初夏を迎えたユルリ島の険しい自然の中で繰り広げられる海鳥の営みをハイビジョンカメラで撮影、周囲8キロの小さな島で多くの希少な海鳥が暮らすことが出来る秘密を紹介します。

 

ユルリ島は
根室半島から
2.6キロの沖合に浮かんでいる周囲約8キロの無人島です。
ゼニガタアザラシ。雄の体長は大きいもので2メートル。体の模様が昔の小銭のように見えることからこの名が付きました。
ウミウ。体の大きさは80センチほど。ユルリ島はアイヌ語で「ウのいる島」の意です チシマウガラス。体長およそ80センチ。緑に光る体と鮮やかな赤い顔が特徴。日本ではユルリ島周辺と北方四島でのみ繁殖します。
エトピリカ。体長およそ40センチ。エトピリカはアイヌ語で「美しいクチバシ」という意味です。 夏、島の上にはワタスゲの白い綿帽子が続きます。

 

(語り)

斉藤由貴

(取材地・取材時期)

●取材地 :ユルリ島、根室市(落石など)
●取材時期:6月21日〜7月2日
●交通手段:釧路市→根室市
 <JR> 2時間 4分
 <車>  2時間 5分
 <バス> 2時間20分
JR根室駅     電話:01532−4−3208
根室交通バス   電話:01532−4−2201
*ユルリ島(モユルリ島含む)は北海道の天然記念物に指定されている。その為、海鳥調査などをする場合、根室市教育委員会に現状変更の書類を提出し、許可されたもの以外は立入禁止となっている。 
(登場する地形、生き物、植物) ゼニガタアザラシ:大人の雄の体長は2メートル。
およそ40頭が、一年中ユルリ島の周辺で暮らす。
体の模様が昔の小銭のように見えることからこの名が付いた。
ウミウ:体長は約80センチ。島とその周辺におよそ600羽が繁殖する。なお、ユルリ島はアイヌ語で「鵜のいる島」という意味。
チシマウガラス:体長は約80センチ。緑に光る体と、鮮やかな赤い顔が特徴。ユルリ島周辺で繁殖するチシマウガラスはおよそ80羽。日本ではユルリ島周辺と北方四島でのみ繁殖する。
エトピリカ:体長40センチ。エトピリカはアイヌ語で「美しいクチバシ」という意味。
オレンジ色の太いクチバシと目の上にある金色の飾り羽が特徴。
ユルリ島周辺では40年前、250羽のエトピリカが繁殖していたが、今では30羽程までに減っている。

*なお、どの動物の個体数も全てユルリ島の隣に浮かぶモユルリ島を含んでいます。
 
(より詳細な情報の入手先 ) 根室市教育委員会(ユルリ島に関する情報(海鳥含む)) 
電話01532−5−3661
根室市役所(根室市の観光情報) 電話:01532−3−6111


ユルリ島は絶滅が心配されるエトピリカが数多く暮らすことで有名です。今回撮影が難しいと言われるこのエトピリカの撮影に成功しました。
赤く太いクチバシ、目の縁取り、金色の飾り羽根と一度見たら忘れられないユニークな姿をハイビジョンで鮮明にとらえています。
他にもこの島周辺でしか繁殖しないチシマウガラスの子育ても撮影することができました。
根室の街からわずか数キロの沖合で繰り広げられる野生動物たちの営み、是非ご覧ください。