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福井と岐阜の県境の稜線上にある夜叉ヶ池は、流れ込む川も流れ出す川もない小さな池です。池には世界でもここだけで見られるヤシャゲンゴロウがすんでいます。長い年月の間、独自に進化を遂げたヤシャゲンゴロウは山の上の隔離された環境で子孫を残してきました。また、標高1000mほどの池の周辺は、強い風の通り道となっているため、標高のわりに高山の植物が多く見られます。独特の環境が育んだ動植物を1年を通して見つめます。 |

新緑の夜叉ヶ池 |
新緑のブナの林に囲まれた夜叉ヶ池です。標高1099m、周囲230mの小さな池です。 |

ヤシャゲンゴロウ |
夜叉ヶ池だけに生息するヤシャゲンゴロウです。体長は1.5cm。横幅が広いのが特徴です。雪解けから晩秋まで池で見かけることができます。 |

モリアオガエル |
初夏、池の周りの木ではモリアオガエルの産卵が行われます。 |

モリアオガエルの卵塊 |
池に張り出した木に産み付けられたモリアオガエルの卵です。卵から出たオタマジャクシは池に落ちていきます。 |

トクワカソウ |
池の周辺はお花畑が広がります。5月、雪解けの山肌に咲くトクワカソウです。北陸から近畿地方にかけて分布しています。 |

冬の夜叉ケ池 |
冬、池は雪で覆われます。ヤシャゲンゴロウは池の底の落ち葉の間に身を寄せ冬を越しています。 |