9月の自然百景


9月2日(日)「天草 富岡半島」
熊本県、天草諸島の西にある富岡半島には、砂嘴(さし)と呼ばれる地形があります。砂嘴は海流によって運ばれた砂が溜まったもので、陸から砂地が、「し」の形に伸びます。干潮時、砂嘴の周りには、広大な干潟が現れ、シオマネキや巻き貝などの生き物たちでにぎわいます。潮の干満と共に生きる有明海の生物たちの営みを紹介します。

9月9日(日)「北海道 海鳥の楽園 嶮暮帰島(けんぼっきとう)」
嶮暮帰島は、北海道東部、浜中町沖合1kmの太平洋に浮かぶ周囲5.5kmの無人島です。島は平坦で、海抜50mほどの台地は草原に覆われます。海霧に包まれる夏、島はたくさんの海鳥でにぎわい、1万羽のウミネコ、貴重な渡り鳥オオジシギ、地面に巣穴を掘るコシジロウミツバメなどが繁殖に訪れます。夏、海鳥の楽園となる嶮暮帰島を訪ねます。

9月16日(日)「初夏 オホーツクの花園」
北海道東部、砂丘が続くオホーツク海沿岸に、夏、色とりどりの花畑が現れます。海浜性のハマヒルガオ、山野草のカンゾウ、高山植物のコケモモなど多様な花が咲き誇る花園には、ハチなどの昆虫、その虫を求める鳥たち、そして、虫を相手に狩りの練習を積むキタキツネの子供などが見られます。北の花園で繰り広げられる生命の輝きを描きます。

9月23日(日)「岩手 安家(あっか)川」
岩手県の北上山地を水源に、三陸の海へと注ぐ安家川。全長48kmと短いながらも高度差があり、流れも大きく蛇行するなど変化に富んだ川です。イワナやヤマメといった清流を好む魚はもちろん、氷河期からの生き残りといわれるカワシンジュガイも見られます。夏、河畔林ではミソサザイやオシドリなどの野鳥が巣を作り、子育てを行います。色とりどりの生き物であふれる安家川のひと夏を見つめます。
9月30日(日)「南アルプス 仙丈ヶ岳」
長野県と山梨県の境、南アルプス北西部にそびえる仙丈ヶ岳(標高3033m)は、高山植物の宝庫として知られます。8月、山では、ヨツバシオガマやトウヤクリンドウなど様々な高山植物が咲き競い、ライチョウが花畑を歩く姿が見られます。仙丈ヶ岳からの絶景とともに、彩り豊かな花畑と、そこでくらす生きものを紹介します。


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