![]() |
広島 帝釈峡(たいしゃくきょう) |
| 垂直に切り立った白い岩絶、川に映る空。帝釈峡は、広島県の北東部にある深い峡谷です。水に溶けやすい石灰岩が、川の流れにに削られて出来ました。高さ100メートルを越す大絶壁や岩がくりぬかれた天然橋など、水墨画のような風景が続いています。 帝釈峡は、地下にも不思議な造形が広がります。地下水が石灰岩を溶かして出来た鍾乳洞。そこには、一度溶けた石灰岩が再び固まった自然のオブジェが数多くありま す。植物のようにクネクネとしたものや、白い綿帽子のようなものなど、私たちの想像を遙かに超えた神秘的な造形です。岩肌には、珍しい生き物の姿もあります。細長い貝を持つカタツムリ、タイシャクギセルは、石灰岩を食べて殻の材料にしています。クモノスシダは、ツルのように延ばした葉の先から芽を出して、仲間を増やします。 番組では、石灰岩が長い時間をかけて作り出した、帝釈峡の不思議な自然を描きます。 |
| 石灰岩が川に削られてできた峡谷。 | ![]() |
川の水が岩に穴をあけてできた天然の橋 「雄橋(おんばし)」。 |
![]() |
| 珍しいカタツムリの仲間。 タイシャクギゼル。 |
![]() |
鍾乳洞の中にできた石灰の造形。 | ![]() |
| こちらは結晶が針のようになった針状結晶。 | ![]() |
(語り) |
館野直光アナウンサー |
(取材地・取材時期・交通手段) |
●取材地 :広島県北東部、帝釈川川沿いの帝釈峡。およびその周辺。(比婆道後帝釈国定公園) ※番組内に出てくる動植物については、保護の観点から撮影場所等は一切お教えできません。 「帝釈峡」観光メモ 帝釈川は、発電ダムでせき止められて人造湖を作っています。帝釈峡はそのダムを挟むような形で伸びていて、そのダムより上流部が上帝釈、下流部が下帝釈です。ダム湖を遊覧船でまわることもできます。 上帝釈は観光用に道も整備されています。駐車場から、雄橋まで、ゆっくり歩いて30分ほどです。紅葉の名所としても知られています。 一方下帝釈は、上帝釈よりも谷が険しく道も整備されていないため、長靴や軍 手などの装備が必要です。 ●取材期間:2002年 5月下旬〜6月上旬 ●交通手段:公共交通機関では広島バスセンター→東城駅(高速バス2時間15分)車では中国自動車道 東城インター→県道23号線を庄原方向へ20分。 |
| (登場する生き物、植物) | ●植物:イワツクバネウツギ クモノスシダ ●陸貝:タイシャクギセル セトウチマイマイ オカチョウジガイ ●地形:太郎岩(高さ100メートルを越す一枚岩) 雄橋(国の天然記念物に指定されている天然橋) 幻の鍾乳洞(番組ではただ鍾乳洞と紹介した洞窟の名前) |
| (より詳細な情報の入手先) | 帝釈峡観光協会 08477−2−0525(代) 広島県比婆郡東城町川東1468ー1 |
| (担当者番組アピール) | 帝釈峡の観光コースから外れた、いわば「秘境」である下帝釈。人が滅多に入らない 深い谷は斜面が急で、上り下りには一苦労…。でもそのかいあって、絶景の数々を 撮 影できました。また今回初めて、ハイビジョンカメラを鍾乳洞の中に持ち込み、石灰の 結晶を撮影しています。肉眼で見るよりもさらに神秘的な映像をお楽しみ下さい。 帝釈峡は、その成り立ちの元をたどれば3億年前に遡れるといいます。15分の美しい映像から、遙か3億年の時間を感じてもらえればと思います。 |