日本海と中国山地のちょうど真ん中に位置する三瓶山(標高1,126m)。3,600年前の噴火によって出来た中国地方では数少ない火山です。トロイデ型のユニークな山の形と麓に広がる450haの美しい草原の景観が特徴で、大山隠岐国立公園の一部に指定されています。三瓶山は貧栄養な火山灰に覆われているため、作物は育ちません。、ヒトは牛を飼って生活し、牛は背の高い草を食して草原を作りました。今では花や昆虫など小さな生き物たちにとって、草原は無くてはならない貴重な住みかになっています。
 番組では、新緑映える5〜6月の三瓶山の草原を舞台に、小さな生き物たちの生命の輝きを見つめます。

 

三瓶山は独特の山の形と美しい草原を持ち大山隠岐国立公園の一部に定められています。 美しい草原は人と放牧牛がつくっています。
草原には全国で数を減らす貴重な野草が残っています。これはオキナグサです。 絶滅の危機にある蝶ウスイロヒョウモンモドキの幼虫です。カノコソウとオミナエシだけを食べて成長します。
ウスイロヒョウモンモドキの羽化の瞬間です。 ウスイロヒョウモンモドキの命は2週間。カノコソウとオミナエシの葉の裏に産卵します。

 

(語り)

館野 直光アナウンサー

(取材地・取材時期)

●取材地:島根県三瓶山
取材時期:2002年5月中旬〜6月下旬
●交通手段:

(公共交通機関の場合)
△JR山陰線
大田市駅からバス乗換(山口線) 三瓶自然館前下車。
*但し土日祭日のみ運行 片道760円。
大田市駅発 @8:25 A12:30
三瓶自然館発 @9:54 A14:04B17:21
(マイカーの場合)
△中国自動車道
三次IC〜国道54号線経由
*所要時間1時間30分
△国道9号線
大田市より案内板に従って30分
(登場する地形、生き物、植物) 動物
@ウスイロヒョウモンモドキ;絶滅危惧種の蝶
Aヒメハナバチ:草原に営巣するハナバチ
B放牧牛:三瓶山周辺の農家が所有
植物
Cニワゼキショウ:草原に自生する野草
Dカノコソウ: 草原に自生する野草
Eオキナグサ: 絶滅危惧種の野草
(注)国立公園内のためむやみに動植物を採取すると1ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます。
(より詳細な情報の入手先 ) ●島根県立三瓶自然館「サヒメル」まで。
    *交通情報から生き物の有無など
     三瓶山のあらゆる情報を聞くことが出来ます。
TEL 0854-86-0500
FAX 0854-86-0501


三瓶山は3,600年前の噴火によって出来た火山です。
この山を象徴するのは麓に広がる草原です。明るく見渡しの良い草原の足下にじっと目を向けると多くの種類の植物や昆虫、鳥など小さな生き物たちの世界が存在しています。