佐賀平野 トンボ舞う田園




 

豊かな水辺が広がる佐賀平野。江戸時代に人の手で築かれた川や水路が街の中心部を流れている。その総延長は2000キロにも達する。

そこは、日本に生息するトンボの種類の3分の1が見られるトンボの楽園。

街の近くの川にいることは珍しいアオハダトンボなど、佐賀平野の多種多様な水辺の多種多様なトンボたちの姿を通して、人が長い時間かけて育てて来た自然のすばらしさを描く。

 

佐賀平野では田んぼから町の中まで、いたるところで水路を見かけます。 水路を逆上った所にある多布施川(たふせがわ)。江戸時代に人の手で築かれました。
アオハダトンボ。「アオハダ」という名前の通り、体が青く宝石のように輝いています。 オスとメスで「ハートの形」を作って交尾します。

日本にいるトンボの3分1が見られるというトンボの楽園です。

 

(語り)

石井庸子

(取材地・取材時期・交通手段)

取材地:佐賀県佐賀市一帯
     <多布施川/松原川/クリーク公園/トンボ公園など>
取材期間:平成11年4月〜9月
交通手段:JR長崎本線佐賀駅よりバス または長崎自動車道佐賀大和ICより佐賀市内方面
(登場する生き物、植物) ●街を流れる水路:松原川など
●子供が遊んでいる川:多布施川(たふせがわ)
●多布施川の魚:ムギツク(黒い筋が入った魚)、カマツカ(川底にいる魚)、ヤマノカミ(有明海周辺にしかいない魚) 
●多布施川のトンボ:アオハダトンボ(青緑色の光沢のある体)
●多布施川の水草:オオカナダモ(十字状の葉を持つ)、エビモ(波うった葉を持つ)
●クリークのトンボ:チョウトンボ(蝶のように飛ぶ紫色の羽をしたトンボ)、ショウジョウトンボ(真っ赤な体のトンボ)、ギンヤンマ(ペアで産卵)ベニイトトンボ (ペアで産卵)
●クリークの水草:オニバス(ギンヤンマが産卵)、ヒシ(ベニイトトンボが産卵)
(より詳細な情報の入手先 ) ●佐賀市商工観光課(現地へのアクセス情報・宿泊案内など) 
tel 0952-24-3151
●佐賀県立宇宙科学館(佐賀の自然一般)
tel 0954-20-1666
(担当者アピール) 佐賀平野の川や水路は「人の手で」作られて来た自然です。400年余りの長い間、大事に手入れされて来た人工の水辺に、どれだけたくさんの生きものが息づいているのか、そしてどんな命のドラマがあるのか、長期間の取材で丹念に撮影してあります。
すぐそばにあってなかなか気づかない、身近な自然の面白さを感じていただければと思います。どうぞご覧ください!