なか       うみ
中 海

   

 


島根県と鳥取県にまたがる中海は、日本で5番目に大きい湖です。日本海と幅600メートルほどの自然の水路で結ばれた汽水湖のため、海水と淡水の両方の魚が生息します。湖岸には浅瀬やヨシ原が発達し、南には穀倉地帯の米子平野が広がります。豊かな自然環境に恵まれた中海は、西日本一の渡り鳥の越冬地です。マガンやコガモ、キンクロハジロなど6万羽を越えるガン・カモ類が湖で翼を休め、えさをついばみます。また、コハクチョウも1000羽以上飛来し、列島南限の集団越冬地になっています。3月を迎えるとまもなく、渡り鳥たちは北国へ旅立ち始めます。

厳冬から早春の中海を訪ね、渡り鳥が集う湖の豊かな自然を描きます。




中海は砂州で日本海と隔てられています。 中海で越冬するカモの群れ。
中海に豊富な2枚貝を食べるキンクロハジロ。 中海に注ぐ河口付近で越冬するヒドリガモ。
コハクチョウも中海で冬を過ごします。 水田で二番穂を食べるコハクチョウ。


     

1(語り)

石井庸子(フリーナレーター)


2(取材地・取材時期)

取材地:中海
取材時期:平成16年2月〜3月上旬
交通手段:米子空港より車で20分
*車利用の場合
 米子自動車道 米子インターより西へ10キロ
3(登場する生き物、植物) ○ 地形:
中海は日本海に開いた湾の入り口が、砂州によってふさがれてできた湖です。東には大山を望み、西は宍道湖と川で繋がっています。塩分濃度は海水の約半分、濃度の濃い汽水湖です。面積86.2平方キロで、日本第5位の大きさの湖です。
○生き物:
●キンクロハジロ、ホシハジロ、スズガモ:カモ科。シベリアで繁殖し、
冬鳥として日本に渡ってくる海ガモです。潜水して貝や小魚、水草を食べます。中海では特に貝類を食べています。
●マガモ、ヒドリガモ:カモ科。シベリアからの渡り鳥です。
潜水せず浅瀬で水草や海藻を食べます。
●ハマシギ
:シギ科。シベリア北部の北極圏で繁殖し、
冬鳥として日本に渡ってきます。湖に注ぐ川の河口中州や浅瀬で
見られます。
●ハクセキレイ:セキレイ科。日本の北部からシベリアで繁殖。
中海には秋か春にかけてやって来ます。
●コハクチョウ:カモ科。シベリアの北部で繁殖し、
冬鳥として日本に渡ってきます。植物食で、水草や植物の茎、
落ち穂を食べます。
浅瀬をネグラとし、明け方一斉に飛び立ちえさ場に向かいます。
●マガン:カモ科。シベリアの北部で繁殖し、冬鳥として日本に渡ってきます。植物食で、水草、落ち穂を食べます。浅瀬をネグラとし、明け方一斉に飛び立ちえさ場に向かいます。
●ミサゴ:タカ科。留鳥。
4(2についてのより詳細な情報の入手先) 米子水鳥公園        0859ー24ー6139


 

 

 


トップページ / 「さわやか自然百景」とは? / 今までの放送内容 / リンク集