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東京から南におよそ180q、黒潮の中に浮かぶ伊豆七島の一つ神津島は、ユニークな自然に満ちています。島の中心には火山の天上山がそびえます。この山と、黒潮がもたらす温暖多湿な気候があいまって、島には独特の生きものの世界があります。天上山の標高はわずか574m。しかし、山頂の景観は3,000m級の高峰を思わせます。それに対し、照葉樹の森が広がる山ろくは、貴重な動植物のすみかになっています。神津島ならではの自然の魅力を紹介します。 |

天上山 |
島の主峰・天上山(標高572m)は釣鐘状の特異な形をした火山です。1200年ほど前に最後の噴火がありました。
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黒曜石の露頭 |
崖の中腹、黒い帯のように見える部分はガラス質の黒曜石です。石器の材料として知られ、2万年以上前から人々が採掘のために島へ渡ってきました。 |

天上山山頂の「砂漠」 |
噴火で噴出した軽石の斜面は、つねに強い風が吹きつけ、植物が生えない砂漠のようになっています。
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「砂漠」に進出したオオシマツツジ |
厳しい「砂漠」の環境に進出できた数少ない植物の一つがオオシマツツジです。5〜6月、満開の季節をむかえます。強い風をやり過ごすため、低いドーム型の群落をつくります。
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照葉樹の原生林 |
天上山の中腹にはシイやタブといった木々からなる照葉樹の森が発達しています。森は貴重な動植物の宝庫です。 |

コウヅエビネ |
神津島には多くの野生のランが自生しています。コウヅエビネはこの島独特のランで、5月には可れんな花を咲かせます。
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イワチドリ |
絶滅が心配される希少種のラン・イワチドリです。岩の陰に隠れるようにして咲いています。 |

ミクラミヤマクワガタ |
ミクラミヤマクワガタは5cmに満たない小型のクワガタで、地球上で神津島と御蔵島だけにしかすんでいません。飛ぶことができず、ひたすら地上を歩き回ります。また、樹液を吸わない、珍しい生態をしています。 |