新潟 瓢湖


 

新潟県の越後平野のなかにある「瓢湖」。5000羽もの白鳥が越冬する白鳥の湖として知られる。しかし、夏の間に密かに繁殖しているヨシゴイについて知る人は少ない。ヨシゴイは、5月から9月までを日本で過ごす渡り鳥。その名の通り「ヨシ」の中で暮らし、繁殖する。全長30センチあまり、日本にやってくるサギの仲間では最小の鳥。

ヨシゴイには2つの特技がある。一つ目は「忍者歩き」。水の上に生えるヨシの細い茎を渡り歩く。その姿はヨシ原の中を忍び歩く忍者のよう。二つ目は「葉隠れの術」。上を向いて首を伸ばし、体を細め、ヨシと見分けが付かないように隠れる。

また「狩り」の名手でもある。獲物は魚。90%以上の成功率を誇る。普段は折り畳んでいる首を一瞬のうちに数倍に伸ばして魚をとらえる。

これらの技を利用してヨシゴイはヨシ原の中で子育てをする。ヨシと密接に関わった子育ての様子を4カ月に渡って取材した。

開発が進む島の中で、絶滅が心配されています。

越後平野の田園地帯に瓢湖はあります。周囲1.2キロの小さな湖。 白鳥や鴨などシベリア方面からやってきた水鳥の数は5万羽にも。 bandai07.jpg (9114 バイト)
夏を瓢湖で過ごす鳥が鷲の仲間のヨシゴイ。 ヨシゴイの特技「葉隠れの術」。体を細めて見事にヨシになりすましています。 bandai09.jpg (8107 バイト)
ヨシゴイは狩りの名手。9割の確率で魚をゲット。 いつの間にか幼いヒナたちも葉隠れの術を知っていた!

 

(語り)

館野 直光アナウンサー

(取材地・取材時期)

○取材地 : 新潟県水原町瓢湖
現地には観光管理事務所、駐車場、宿泊施設などがある 
問い合わせは、観光管理事務所
tel.0250-62-2690、fax.0250-63-2055 
○取材期間:平成11年2月〜9月
○交通手段:JR羽越線水原駅よりタクシーで2キロ5分 または
  磐越自動車道安田ICもしくは新津ICより10キロ20分
(登場する地形、生き物、植物) ハス、コハクチョウ、バン、ヨシ、ヨシゴイ、コガモ、マガモ、ミサゴ、カイツブリ、ハシブトガラス、アマサギ(登場順)

 

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瓢湖は新潟県でも有数の冬の観光地。白鳥見物に年間30万人(!)が訪れます。

そんなところで夏、人知れず子育てをしているヨシゴイ。その魅力はなんといっても多彩な芸。これほど見てて楽しい動物はめったにいません。

瓢湖に生える水草を手をかえ品をかえ利用しながらたくましく生きるヨシゴイ。一度見たら目に焼き付きます!