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秋田太平山は秋田県の中央部にそびえる山です。標高は1170メートル。秋田市街からも近いため、多くの人々に親しまれています。太平山の特徴は天然の杉の巨木が多く残されていることです。そのため日本三大美林のひとつにも数えられています。秋、森には小鳥の大群が現れます。大陸から渡ってきた冬鳥のアトリです。目指すのは森の中の水場。一羽が降り立つのを合図に一斉に水場に舞い降り、乾いたのどを潤し、水を浴びます。やがて太平山にも冬が訪れます。まだ雪が少ない森の斜面でたわむれるツキノワグマの親子。雪が少ない杉の森を積極的に利用するタヌキたち。食べものを求めふもとに下りてカキの実をついばむ野鳥。雪が降る中、たたずむニホンカモシカ。豪雪の山・太平山で秋から冬へと移ろう季節とともにたくましくしたたかに生き抜く動物たちの躍動する姿を描きます。

番組内容

秋田県の中央部にそびえる太平山

秋田県の中央部にそびえる太平山です。標高は1170メートル。秋田市街からも近いため、多くの人々に親しまれている山です。

「夫婦(めおと)杉」

太平山の豊かな自然を象徴する夫婦(めおと)杉です。樹齢200年をこえる天然杉です。"仁別の森"の近く、山の中腹にあります。幹周りが12メートルもあります。

鮮やかに色づく広葉樹の森

中腹に広がる広葉樹の森です。ブナやカエデなどが見事に色づき、木の実やキノコなど山の幸にあふれた豊かな森です。

大群をなすアトリたち

秋、森に小鳥の大群が姿を見せました。大陸から渡ってきた冬鳥のアトリです。アトリはときには大きな群れになります。お目当ては、森の中の水場です。

ツキノワグマ

雪が積もった山の斜面で戯れるツキノワグマの親子です。

杉の森に現れたタヌキ

杉の森に3匹のタヌキが現れました。杉の森は葉が茂り、広葉樹の森と比べて地表の雪が少なめです。タヌキはそんな杉の森で食べものをさがします。

冬を生き抜くニホンカモシカ

杉の森からじっとこちらを見ているのはニホンカモシカです。雪に強いニホンカモシカは豪雪地帯の太平山でもたくましくしたたかに生き抜いています。

情報

語り 中村慶子アナウンサー
取材時期 2014年7月〜2014年12月
取材地 太平山とその周辺
交通手段 東北自動車道から秋田自動車道に入り「秋田南」「秋田中央」インターを降りて30分ほど山(仁別方面、河辺方面等ルートがいくつかあり)を目指して走ると、山の中腹に出る。駐車場もあり、そこから歩いて目指す。
より詳細な情報の入手先 秋田県観光連盟  018860-2267
秋田観光コンベンション協会 018-824-1211
登場する動物
  • アトリ
    全長15〜16cmほどの小鳥。秋に大陸から渡ってくる冬鳥。ときには数千、数万の大きな群れをつくることがあるが、年により数の変動が大きい。
  • ツキノワグマ
    本州以南にすむ大型の動物。冬は冬ごもりをするが、秋にはたくさん食べものを食べ、雪が降ってもまだ活動していることもある。
  • ホンドタヌキ
    森から里まで生息する動物。雑食性で、積雪地帯では深い雪を避け、積雪の少ない杉の森などをよく利用して食べものをさがす。
  • カケス
    留鳥として一年中日本に生息する。おもに春から夏にかけては山で暮らし、秋から冬はふもとにも下りてくる。木の実が好きで、柿の実も大好物。
  • ツグミ
    大陸から秋に日本に渡ってくる冬鳥。柿の実など木の実をよく食べる。春先には公園などでも見られる。
  • メジロ
    全長12cmほどの小さな鳥。雌雄同色。柿の実をはじめ、果実や木の実をよく食べる。「ツィーッ」と高い声で鳴く。
  • シロハラ
    冬鳥として秋に大陸から渡ってくる。全長は23〜24cmほどでツグミとほぼ同じくらいの大きさ。地面でミミズや昆虫などを食べ、木の実や果実もよく食べる。
  • ヤマガラ
    スズメくらいの大きさ。短く太いくちばしで木の実を食べるが、柿の実など果実も食べる。
  • ハイタカ
    小鳥を専門に狩るタカ。素早い飛翔で獲物を追い詰め狩る。アトリの群れなどを見つけると、執ように追いかけて狙う。
登場する植物
  • ナナカマド
    低木の落葉広葉樹。秋になると真っ赤な実をたくさんつけ、その実はとても目立ち、野鳥が好む。
  • ホオノキ
    初夏には白く大きな花を咲かせ、やがてピンク色の実となる。実の中に黒い種があり、野鳥が好む。

取材日記





太平山は秋田県の中央部にそびえる山です。秋田市街からも近く、なだらかな山並みは多くの人々に親しまれています。太平山の第一印象は「杉の巨木がすごい!」です。樹齢200年、高さは40メートルをこす巨木がたくさんあります。天然の杉は植林された杉と比べて成長が遅いので年輪の幅が狭いそうです。また、あまり人の手が加えられていないのも特徴で、広葉樹のように枝を広げて威風堂々としています。秋田の杉は日本三大美林にも数えられていますが、太平山はまさに天然杉の魅力を存分に味わうことができます。冬は太平山にはたくさんの雪が積もります。森で暮らしていた野鳥たちはふもとに下りて冬を越します。野鳥たちのお目当てのひとつが熟した柿の実。「ウチの柿にはたくさん鳥が来るから撮りに来なさい」とお声がけを頂き、撮影させていただきました。甘い柿の実を求めて次から次へと鳥たちがやってきます。目の前には太平山の山並みが広がり「ここからの眺めは素晴らしいでしょう」と笑顔で話されていたのが印象的でした。多くの人々に愛されている太平山。ぜひ一度たずねてみてください。
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