番組について次回の放送予定月間放送予定リスト過去の放送−放送日別過去の放送−地域別
    トップページ  これまでの放送  厳冬 十勝川

北海道南東部、太平洋へと注ぐ十勝川。長さ156キロ、200以上の支流をもつ大河である。冬、冷え込んだ朝には川から「けあらし」が立ちのぼり、木々は霧氷におおわれて幻想的な光景を生み出す。一日中氷点下の日が続くため水温も0℃に近く、川に落ちた雪や薄氷はとけることなく流れ続ける。やがて流れと共に大きくなった氷が下流からたまっていき、川は結氷する。厳冬の十勝川ならではの独特の情景と、そこに暮らす生きものたちの営みを見つめる。

番組内容

冬の十勝川

長さ156キロ、十勝平野をぬうように流れ、太平洋へと注ぐ十勝川。季節風の影響で、冬の十勝川周辺は一日中氷点下の日が続きます。

中流の鳥たち

冬になると、中流の決まった場所に集まるオオワシやオジロワシ。川に残されたサケの死骸を狙ってやって来ます。

幻想的な朝の情景

もうもうと立ちこめる川霧、木々を飾る霧氷、そして、サンピラー。いずれも厳しい寒さならではの芸術的な情景です。

氷に覆われる川

水温0℃に近い川に入った雪や薄氷は、とけることなく流れ続けます。流れながら少しずつ大きくなった氷は下流から徐々にたまっていき、川をおおいます。十勝川の結氷です。

厳冬に生きる動物たち

川が氷に閉ざされると、生きものたちには厳しい環境となります。貴重な獲物をめぐって争う、ワシたちの姿があります。

情報

語り 村上里和(むらかみ さとわ)アナウンサー
取材時期 2011年12月、2012年1月
取材地 十勝川の中流域から河口付近(河西郡芽室町〜中川郡豊頃町)。
交通手段 JR札幌駅から帯広駅まで、特急で約2時間半。あるいは札幌から車で道央自動車道、道東自動車道を通って帯広市街まで約3時間半。川の周辺へは駅から車が便利ですが、冬期は積雪で立ち入れる範囲が制限されます。
登場する動物
  • オオハクチョウ
    シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、冬、日本などで越冬する大型の水鳥。日本ではおもに北海道、本州の湖や河川に飛来する。
  • オジロワシ
    ユーラシア大陸北部などに生息する大型のワシ。冬に日本に渡ってくるが、北海道の一部地域では、留鳥として一年中生息している。
  • オオワシ
    日本で見られる最大のワシ。河川や海岸、湖などをすみかとする。夏はロシア東部などで繁殖し、北海道や本州北部に渡ってきて越冬する。
  • キタキツネ
    アカギツネの亜種。北海道、および周辺の島々に生息している。雑食性で、平野、山地、森林から市街地まで、あらゆる環境に適応している。
  • ゴマフアザラシ
    ベーリング海、オホーツク海などに生息するアザラシの仲間。冬から春にかけて流氷と共に移動・回遊する。北海道東部には一年中すみつく地域もある。

取材日記





今回の十勝川は、結氷をはじめとする自然現象が見所です。登場する現象はどれも、気温が下がって初めて見られるものばかり。ロケの序盤はマイナス10℃前後を行ったり来たりする日が続き、この程度の寒さでは何も起こってくれません。夜明け前に川に到着し、氷が流れているかどうかをまず確認する毎日でした。また、様子を見ようと川に近づく行程も一苦労。十勝川の両岸は広い平野状になっていて、しかも川岸まで行く手段は徒歩しかないのです。カメラマンと2人、撮影ポイントを求めて雪原を歩き続けました。その甲斐あって、ロケ終盤では絶好のポイントで結氷をとらえることができました。十勝川の幻想的な冬、ぜひ見ていただきたいと思います。
>>   よくあるご質問    >>   おすすめのホームページ    >>   ご意見・ご感想       

copyright NHK
さわやか自然百景トップページへ