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北アルプス 剱岳(2002年11月3日放送)

北アルプス北部に位置する剱岳(2998メートル)は、急峻な岩尾根と豊富な残雪を抱く深い谷をもった高山です。 剣を立てたようなその独特な山の姿は、かつての氷河が作り出しました。山には氷河期からの生き残りといわれる高山植物やライチョウが暮らしています。 番組では、雪が解け高山植物の群落が作られる夏から、ナナカマドの紅葉があざやかな秋にかけての剱岳を描きます。

番組内容

剱岳は巨大な岩山です。

八ッ峰。氷河が削り出した花崗岩の岩尾根です。

夏になると一斉に高山植物が花をつけます。

氷河期の生き残りライチョウ。高山植物を食べます。

秋を迎えた剱岳。美しい紅葉が山を彩ります。

秋、雪が少なくなると、氷河と同じ氷が現れます。

情報

語り 館野直光 アナウンサー
取材地 北アルプス・剱岳(富山県)周辺
取材時期 2002年8月上旬ならびに10月上旬
交通手段 富山駅より富山地方鉄道で立山駅下車。そこからアルペンルートで、標高2400メートルの室堂ターミナルへ。
ターミナルからは徒歩で、剱沢小屋(10月中旬で今年の営業終了。
来年は5月のゴールデンウィークから小屋開き)までおよそ4〜5時間。
剱沢小屋から頂上へは、別山尾根を登り片道およそ4〜5時間。
剱岳山頂は、一般登山道とはいえ、険しい岩のコース。初心者だけの場合は要注意。
八ッ峰は、一般縦走路ではないので、経験者の同行が必要です。
より詳細な情報の入手先 ●剱岳の登山については、
YAMAPシリーズD「立山・剱岳・薬師岳」佐伯郁夫・克美著  山と渓谷社
●剱岳の地形
「山の自然学入門」小泉武栄・清水長正 編著   古今書院
「日本の山」岩波書店
●ライチョウ
「ライチョウ」大町山岳博物館  信濃毎日新聞社
「奇跡の鳥 ライチョウ」森勝彦 著 山と渓谷社
「ライチョウの四季」右高英臣 著  あかね書房
登場する風景
  • 紅葉した樹木
    ウラジロナナカマド、ダケカンバ
  • 氷河地形
    剱沢雪渓・、八ッ峰、剱沢のカールなど
  • はまぐり雪
    秋になると表面の残雪がとけて、内部の氷が姿を現します。残雪がとけきらずに何年もの間たまり、押し固まって氷となったもの。氷河に出来る氷と同じ、氷河氷です。はまぐりの形に見えるので、「はまぐり雪」と呼ばれています。
登場する植物
  • アオノツガザクラ、ツガザクラ、チングルマ、ミヤマリンドウ、ガンコウラン
登場する動物
  • ライチョウ
    国の特別天然記念物指定。本州の高山(北アルプス、南アルプス、乗鞍岳、御嶽山、火打山)におよそ3000羽生息。中でも、剱岳と隣の立山周辺には、そのうちの1割が生息。氷河期の時代に、北の大陸から移動。氷河期の終わりと共に、高山帯へ移り住んだもの。夏の間は、茶褐色の夏毛。冬になると真っ白い冬毛へと生え替わります。ハイマツ帯の中で、暮らします。

取材日記


剱岳は、日本で一番険しい山と言われています。四方に張り出した尾根は、すべて険しい岩の稜線となっている。谷筋には豊富な残雪があり、登山者から「岩と雪の殿堂」と呼ばれる存在です。
  剱岳の険しく、美しい姿は、かつて氷河が削りだしたもの。その独特の景観と、氷河期の生き残りと言われるライチョウなど、動植物のたくましさ。
  剱岳の魅力を多くの人に感じてほしいと思います。
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