氷づくりが守る森 (2015年 3月17日(月)放送  埼玉県 長瀞町)

埼玉県長瀞町の名物、かき氷。そのおいしさの秘密は長瀞町で作られる天然の氷だ。長瀞町は日本でも数少ない天然氷の産地だ。天然氷は山の中に作られた池に周囲のコナラやクヌギなど広葉樹の森からしみ出すミネラルをたっぷり含んだ水を集め、ゆっくりと凍らせて作る。人々が大切に守る広葉樹の森は冬でも鳥たちの食べ物が豊か。豊かな森の象徴であるフクロウやオオタカなども住んでいる。

里山 季節のことば

「蝉(せみ)氷(ごおり)」

冬の寒さで小川や池にうっすらと張った氷が蝉の羽根のように見えることから付いた言葉です。
また氷が鏡のように景色を映し出すことは『氷(ひ)面鏡(もかがみ)』。
昔の人々は厳しい寒さの中にも、美しさや情緒を感じ取っていたのです。