生きものが集う砂丘の花園 (2015年 2月17日(火)放送  鳥取県 鳥取市)

秋、鳥取砂丘の横に広大なピンクの花のじゅうたんが生まれる。ラッキョウの開花だ。ラッキョウは江戸時代から農家の畑で栽培され、戦後、かんがい整備と共に広がった。植え付けは夏。農家の手で地表面温度60℃の砂地が緑で覆われるとツチバチやアリジゴクの住み家が生まれ、ヒバリやツグミなどの草原性の野鳥も現れる。畑を海風や砂嵐から畑を守る防風林も、キジバトやハヤブサが利用し、ノウサギもここから出てくる。そして一面の雪に覆われる冬を乗り切ると、収穫だ。

里山 季節のことば

「秋の声」

実際に聴こえる声ではなく、秋風や秋雨などから感じる侘しさを、音のイメージで表した季語です。

秋ならではの物思いは、「秋思(しゅうし)」。
夏から秋へのうつろいを趣をもって楽しむ細やかな感性がうかがえます。