トキが舞い降りる田んぼ (2015年 2月2日(月)放送  新潟県 佐渡市)

佐渡北部の農村地帯では、田んぼの横に水路とは別に細長い水貯め場が作られている。「江(え)」と呼ばれ、冷たい山の水をいったん蓄え、温めてから田んぼに流すためのものだ。ここには1年中水があるため、田んぼの中干しの時期や稲刈り後でも魚や水生生物が逃げ込める。ドジョウやフナ、ゲンゴロウなどの格好の棲すみかだ。数年前には佐渡固有のカエル・サドガエルも発見され、オタマジャクシの越冬に「江」が欠かせないことが解った。そして、トキもまた、冬の貴重な食べ物探しの場として利用している。

里山 季節のことば

「袖振り草」

ススキの別名です。
「袖振る」とは男女が別れを惜しむ仕草、風にゆれるススキを手を振る姿に見立てました。
また動物の尾に似たススキの穂は「尾花」とも呼ばれます。
里山の風景が生んだ風情ある言葉です。