湧き水がめぐる島の棚田 (2013年 12月24日(火)放送  香川県小豆島町)

雨の少ない瀬戸内地方にありながら、小豆島の中山地区では、棚田の最も高いところにある社から毎日400トンもの水が湧き出す。人々はその水を利用し、山に800枚もの棚田を開いてきた。この湧き水が潤す棚田は米が良く育ち、水生昆虫の楽園だ。7月には、夜の棚田を松明を持った子供たちが練り歩く「虫送り」の行事が今も行われる。火に入る害虫を焼き、豊作を祈るのだ。そして、秋には、社で収穫を祝う農村歌舞伎も開かれる。湧き水の豊かさが地域の伝統を守っている。