牛と虫たちが育むノシバの草原 (2013年 11月12日(火)放送  島根県大田市(おおだし))

島根県三瓶山(さんべさん)では、裾野に広がる火山性草原を利用して江戸時代から放牧が行われてきた。牛が草を食べ背丈の高い植物の繁茂を抑えるため、消えつつある日本古来のノシバの半自然草原が残り、オキナグサや、オミナエシ、カワラナデシコといった希少な植物が見られる。また、野焼きの防火帯も牛に草を食べさせて作り、スキー場の草刈りも牛が担う。さらに牛の糞は、日本最大の糞虫ダイコクコガネなど食糞性甲虫も支え、虫たちが分解した牛の糞は良質な土壌を作る役目を果たしている。牛と糞虫が美しい草原を支えている。