しな布が育むサシバの森 (2013年 10月29日(火)  新潟県村上市(むらかみし))

冬は豪雪に見舞われる村上市山熊田。古くから周囲のブナ林に自生するシナノキの樹皮の繊維を採り、織物を作ってきた。樹齢10年ほどのシナノキは、梅雨時たっぷり水を含み、樹皮が見事に剥げる。その後、すぐに木を倒すと切り株は萌芽し、10年後に再び皮がとれるのだ。この採取が許されるのは1年に3日、村人全員が参加できる日だけだ。こうして、恵みを絶やさず自然が保たれた森は、カエルやイモリなどの両生類やヘビやトカゲなどのは虫類が多い。そのれを糧に森では、たくさんのサシバがヒナを育てる。