トミヨがすむ町の川 (2013年 10月28日(月)  石川県白山市)

白山の扇状地の縁に位置する白山市は随所で伏流水が自噴している。人々は今も普段の生活や伝統の粕漬け作りにその水を利用し、安産の御利益を願って、周辺から女性たちが湧水を飲みに来る神社もある。その水が流れ込むコンクリート護岸の川が安産川(ヤスマルガワ)だ。住宅地を流れる1.3キロのこの川で、十年ほど前、絶滅危惧種の淡水魚・トミヨが見つかった。トミヨは水草で巣作りをする清流魚。井戸水を今も大切に利用する暮らしが、川の水の清らかさを保ち、バイカモ等が自生するトミヨの繁殖環境を守ってきたのだ。