野花が彩る茶畑 (2012年 12月21日(金)  静岡県静岡市)

静岡市郊外から大井川流域にかけて広がる茶畑。農家は、チャノキの下に刈った草を敷いて肥料にし、土の乾燥を防いできた。そのため、茶畑には茶草場(チャグサバ)と呼ばれる草地が必ずある。そこは定期的に草が刈られ、良好な草はら環境が残されてきた。春、新茶の摘み取りが始まると、茶草場ではキキョウやオミナエシ、ナデシコなど絶滅の危機にある野草が次々と花を咲かせ、ミツバチやチョウが舞う光景が現れる。

里山 季節のことば

「月の雫(つきのしずく)」

美味しいお茶を作るのに欠かせない、朝露。
夏から秋にかけて、夜明け前に冷えた空気が、朝、草や葉の上に露を落とします。
朝露のきらめきを、昔の人々は月が落としていった光と考え、「月の雫」と呼んだのです。