生きものたちが集う 天空のソバ畑 (2012年 12月19日(水)  長野県飯田市)

南アルプスの麓・標高千mの尾根にある飯田市下栗集落。最大斜度38度、冬は氷点下10度以下にもなる土地で畑作を営んでいる。人々は斜面に深く根をはるチャノキを植えて土が流れるのを防いだり、畑に小石をまぜて雨粒が土を侵食するのを防いできた。秋、畑はソバの花で彩られる。そこには貴重な蜜を求めて昆虫が集まり、シジュウカラやカワラヒワなど里の鳥もやってくる。

里山 季節のことば

「走り蕎麦(はしりそば)、花蕎麦(はなそば)」

実にまだ青みが残る蕎麦を早刈りして打った新蕎麦が、「走り蕎麦」。若々しい香りを味わいます。
また、ソバの花があたり一面を白く染める光景は、「花蕎麦」。日本人は、ソバの味も風景も楽しんできたのです。