野鳥に恵みを残す柿畑 (2012年 2月27日(月)  山梨県甲州市)

山梨県甲州市は、干し柿作りが盛んな里。農家の庭先につるされた柿が鮮やかなカーテンを作り出す。来年も柿が実るように願いを込めて柿の実を数個、採らずに木に残しておく風習「木守柿(きもりがき)」。残された柿は冬越しに備える野鳥の食べ物にもなる。何もいないように見える冬の柿畑にも生き物の姿が。日当たりのよい場所でじっとしているのはミツバチ。アカネズミも熟した柿をねらって姿を現す。

里山 季節のことば

「柿のほぞ落ち」

「ほぞ」とは果実のへたのこと。熟した柿がへたを木々に残して落ちる晩秋をあらわす言葉です。「柿落ち葉」は地面に落ちた色とりどりの葉をあらわす冬の季語。季節の移ろいを柿に感じた里山の人々の暮らしが見えてきます。