アオバト群れる屋敷林 (2012年 3月15日(木) ※アンコール放送  神奈川県大磯町)

かつて別荘地として栄えた神奈川県大磯町。現在も緑濃い屋敷林が大切に守られている。そこにおよそ30キロ離れた丹沢山系から数百羽のアオバトが集まる。アオバトは海水を飲むという珍しい鳥。大磯の海岸はその集結地だ。海岸近くを住みかにするハヤブサなどから身を守るためにアオバトは屋敷林で夜を明かし、翌朝、磯に舞い降りて海水を飲む。海水浴客でにぎわう海岸をアオバトの群れが飛び回る。

里山 季節のことば

「潮浴び(しおあび)」

海水浴を意味する夏の季語です。大磯は明治の始め日本初の海水浴場が開かれた町。当時の海水浴とは泳ぐのではなく温泉のように海につかるものだったといいます。人々は海の中から空を飛ぶアオバトの姿をながめていたのかもしれません。