ゲンゴロウが住む田んぼ (2012年 2月9日(木)  広島県尾道市)

中国山地の山間、広島県尾道市御調町(みつぎちょう)。丘陵地に広がる田んぼは最近珍しくなったゲンゴロウの住みかだ。田んぼに引く水を温める「ひよせ」と呼ばれる溝があることや、ため池が多いことなどゲンゴロウにとって良い環境があるためだ。人々はゲンゴロウを守ろうと農薬をひかえた米つくりをしている。収穫されたお米は「ゲンゴロウ米」として売られ人気商品になっているのだ。昔と変わらない田んぼの環境がゲンゴロウの住みかを守り、人々に恵みをもたらす。

里山 季節のことば

「ひよせ」

冷たい水を温めてから田んぼに入れるための水路です。雪解け水や湧き水を使う地域で見られる里山の知恵。呼び名も「そよ」「こなわ」「ぬるめ」など様々。やわらかい響きのある言葉です。