ムササビが飛ぶ 杉林の里 (2012年 2月3日(金)  栃木県日光市)

栃木県日光市は日本を代表する線香の産地。田んぼと杉林が一体となった市内の集落では昔ながらの線香作りが行われている。原料は裏山で育てられた杉の木からとれる葉。乾燥し水車を使って粉にして、それを職人が練り上げて線香を作る。手入れが行き届き、明るい杉林は様々な生き物の住みか。木に開いた穴はムササビの巣だ。夜になるとムササビが木から木へと飛びまわる。

里山 季節のことば

「むささび」

むささびは冬の季語。冬の繁殖期になるとうなるような声で特によく鳴きます。
闇から聞えるその声や、ふすまが飛ぶような姿から江戸時代には「野衾(のぶすま)」という妖怪として恐れられました。ちょっと不気味な生き物だったのです。