牛が作った森の花園 (2012年 3月8日(木) ※アンコール放送  岩手県岩泉町)

北上山地のほぼ中央・岩手県岩泉町。平地が少なく、家畜を山の上の森に放す「林間放牧」が続けられてきた。牛は森を歩きながら森に繁茂する野草を食べ歩く。放っておくとやぶになる場所も下草が刈られ、ウマノアシガタなど小さな花々が咲き乱れる。森の中に出現した花園には昆虫やそれを狙う野鳥も集まり、そこは生き物たちの楽園だ。

里山 季節のことば

「尾花(おばな)」

動物のしっぽを思わせることからついたすすきの呼び名です。他にも「振袖草(ふりそでくさ)」や「乱れ草(みだれくさ)」など秋のすすきを表す言葉は様々。凛(りん)と立つ夏の姿よりも穂が風に揺れる秋の姿に日本人は趣を感じていたのです。