タガメが生きる水辺 (2012年 1月9日(月)  愛知県新城市)

愛知県三河地方・新城市(しんしろし)の北部。山の中腹には、標高差およそ200メートルに渡って、山の湧き水を利用した420枚もの棚田がある。この辺りは日本最大の水生昆虫タガメの生息地。小魚などの多い水の中で育ち、落ち葉や草むらで越冬する里山を象徴する昆虫だが、日本各地でその数を減らしている。水中のハンターとも言われるタガメの狩の瞬間をとらえた。

里山 季節のことば

「田亀(たがめ)」

どんがめ、河童虫(かっぱむし)などの呼び方もあります。河童虫というのは「たがめ」が水にすみ、口が尖がり、背中に甲羅があるように見えるから。獲物につかみかかる「たがめ」と人を川に引きずり込むいたずら者の河童を重ね合わせたのかもしれません。