命あふれるワサビの棚田 (2011年 3月6日(火) ※アンコール放送  静岡県伊豆市)

静岡県伊豆市では昔から渓谷に石積みの棚田を築いたワサビ田が作られてきた。ワサビの葉を日差しから守るのに人工のカバーを使わず、ハンノキを植えて日陰を作る。ワサビ田では一年中収穫作業が行われる。収穫された田には客土と呼ばれる砂がまかれ、次のワサビの栽培に備える。ワサビ田は生き物の宝庫、サワガニやトンボなど清流の生きものの住処になっている。そして秋、田ではイワナの産卵が始まる。

里山 季節のことば

「蜉蝣(かげろう)」

かげろうは秋の季語。秋の水辺でふわふわと飛ぶさまが、あたたかい大気の揺らめき陽炎(かげろう)に似ていることからこの名がつきました。弱々しいその飛び方は、はかない命の象徴。かげろうの姿が消えるとまもなく冬です。