札幌放送局

2010年2月10日 12時37分更新

“位置装置停止”船長逮捕へ


国後島の沖合で、羅臼漁協所属の漁船2隻が、ロシアの国境警備隊から銃撃された問題で、第1管区海上保安本部は、2人の船長が船の位置を記録する装置を意図的に停止させた疑いが強まったとして、10日、船長の自宅などを強制捜査しています。容疑が固まり次第、船長2人を逮捕する方針です。
この問題は、先月29日、日本とロシアの協定に基づき、北方領土の国後島の沖合でスケソウダラ漁を行っていた、羅臼漁協所属の「第58孝丸」と「第63清美丸」が、ロシア国境警備隊から銃撃を受けたもので、操業していた海域をめぐって、ロシア側と漁船側で主張が対立しています。
北海道は、区域外での違反操業を防止するため、漁船に位置を確認する装置、VMSの常時作動を操業許可の条件にしています。
しかし、第1管区海上保安本部のこれまでの調べで、2隻のVMSのデータは、銃撃を受けた時刻の前後、およそ4時間半にわたって記録されていないことがわかっています。
海上保安本部は、2隻が意図的にVMSを止めていた可能性が強まったとして、北海道海面漁業調整規則に違反した疑いで、10日午前10時過ぎから、2人の船長の自宅などを強制捜査しています。海上保安本部では逮捕状を用意して、船長2人の身柄を羅臼海上保安署に移して事情を聞いていて、容疑が固まり次第、2人を逮捕する方針です。