2012年 1月27日(金)
北海道クローズアップ シリーズ 北方領土  「秘蔵映像が語る北方領土」

北方領土・秘蔵映像を初公開!

NHK北海道は、ロシア・サハリン州にある国立公文書館に、ソビエトによる占領後の北方領土の姿が記録されたフィルムが大量に保存されていることを突き止めました。 公文書館との交渉を経て、私たちはついに150本、のべ12時間を超える未公開フィルム映像を入手。 そこには、ソビエトが北方領土を「ロシア化」しようと進めてきた「国家戦略」が如実に描かれていました。

1月27日の北海道クローズアップで紹介した秘蔵映像の一部を、動画で公開します。
これらは、ソビエト政府による北方領土への実効支配を進めるための宣伝映像、いわゆる「プロパガンダ番組」です。
内容はソビエト側の狙いに沿って描かれているということを、あらかじめご承知おき下さい。 (※なお映像には音声がありません)

 私のクリル~国境警備少年団(1966年 色丹島)

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色丹島の国境警備隊を取り上げた番組。

隊員が子どもたちと国土防衛に励む様子が描かれています。
1960年に日米安保条約が改定され、東西冷戦が激化していく時代に放送されました。

ナレーション原稿には「これで、敵が攻めてきても大丈夫です。国境警備隊と若き少年たちが 国土防衛のために立ち上がります」とあります。

北方領土を重視するソビエトの意志が強く表現されています。

 ユジノクリリスク水産コンビナート(1973年 国後島)

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缶詰工場で働く様子を描いています。

社会主義思想の下で、ノルマを達成する意義を強調しています。
こうした工場などでの労働を描く映像は、今回サハリンから持ち帰った映像の中で、最も多いものでした。

 色丹島(1979年 色丹島・国後島)

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自然が豊かで、人々が生活に不自由していない様子を描いています。

モスクワから遠く離れているが、大陸の生活とそん色ないと説明しているところがポイントです。 ソビエトの人々関心を、北方領土に向けさせる意図があったと考えられています。

 クリルのルーツ(1981年 択捉島)

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「ルーツ」とはまさに「根」のことで、着々と進められてきた移住政策によって、この島にロシア人が深く根ざすようになったと謳っています。

赤ちゃんをはじめ、子どもを前面に出しているところに、この島を何世代にも渡って支配するというソビエト政府の思惑が見え隠れします。
 

NHK札幌 北方領土プロジェクト

NHK釧路 北方領土プロジェクト