いぶり・ひだかウィーク 【森田 美由紀】
まるごとニュース北海道、先週は「いぶり・ひだかウィーク」。
11日は私が洞爺湖町の火山科学館からお伝えしました。
2000年3月の有珠山の噴火から間もなく10年。
大きな災害も時が経ち復興が進むと、少しずつ記憶が薄れていくものですが、洞爺湖町では、熱泥流でめちゃめちゃに壊れたアパートや公衆浴場。
泥流に押し流された国道の橋など、噴火のすさまじさを物語るものをそのまま
残し、火山の遺構としています。
噴火口までの道も整備され、間近に見ることができます。
その噴火口から温泉街を見るとその近さにショックを受けます。
わずか300メートルほどのところに、あのアパートがあるのです。
有珠山はほぼ30年の間隔で噴火を繰り返していますが、毎回地震など兆候があり、2000年の噴火の際も、前兆をとらえて、すべての住民が避難したため、一人の死者も出しませんでした。
しかし、年間300万人が訪れる温泉街のホテルや土産物屋などは被害を受け、観光客が激減。家や仕事を失い、温泉街に暮らす人は2400人から半分にまで減ってしまいました。
町の人たちは、ここでみんなで力を合わせて乗り越えなければ、温泉街がなく
なってしまうと、遺構の整備をしたり、全国キャラバンをしたりして、3年後には噴火前の9割近くの観光客が訪れるようになったのです。
今年、大地の変動を実感できる場所として、日本初の「世界ジオパーク」に認定され、今後は地域が一丸となって、有珠山の恵みをPRしていくということです。
30年に一度噴火する山と共に生きることについて「私たちは噴火の一年のマイナスを残りの29年でプラスにするんです」と話す温泉街の方の言葉が印象に残りました。
投稿者:森田美由紀 | 投稿時間:17:44 | カテゴリ:森田美由紀 | 固定リンク
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