2011年10月28日 (金)鹿追を走る 【池田耕一郎】


秋風もだいぶ冷たくなってきましたが、しぶとく走っています。

北海道に来て1年目の頃は今ぐらいの時期はすでに寒く感じてまったく走る気になりませんでしたが、3年目にもなれば身体はすっかり北海道仕様に変わりました。

ということで、先日は十勝の鹿追町「しかおいトレイルラン」に参加してきました。
当日はあいにくの雨森の中泥濘だらけで難儀しましたが、馬の道」「牧場」など大自然を駆け抜ける楽しさは北海道ならではです。

ただ、「熊よけの鈴」必須アイテムです。
自然の中にお邪魔させてもらうので、熊も人間もお互いの不幸をなくすため鈴の音存在を知らせながら走ります

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さて、話変わって別のツーリズムの話題。
いま「炭鉱遺産」が静かなブームになっています。
日本の近代化を支えた北海道の炭鉱産業
街が出来あがって、生活が生まれ、街が失われ、生活が消えていく。
いまでは廃墟となった光景にどこか温かさを感じてしまうのが不思議です。

先日、空知地方炭鉱跡地をめぐるツアーに参加してきました。

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現役の露天掘りの炭鉱では、初めて石炭を生で見ました
石炭を見たことがないことを道産子の先輩方に言うと驚いていました。
学校での石炭ストーブ当番の話など石炭にまつわるエトセトラが始まりましたが、北海道で石炭があまりに身近なことに驚かされました。

もう一つ現場を訪れて驚いたのは、石炭の美しさです。
くすんだイメージがあったのですが実際は輝く色をしていました。
「黒いダイヤ」という言葉に初めて納得しました。

111028_4.jpg夕張にも行きました。
この秋、炭鉱遺産を活用した興味深いイベントが行われていました。
舞台は炭鉱の発電所跡。廃墟となった建物に入ると閉鎖された20年以上前の状態が残されていました。

引き出しの中には大量の折り鶴
誰が作り、何のためにそこに置いたのでしょう?いろいろ想像してしまいます。

111028_5.jpg111028_6.jpgその建物に若手アーティストが作ったオブジェを展示しました。
NPO法人「炭鉱の記憶推進事業団」が開いていた「夕張清水沢アートプロジェクト」です。
作品は炭鉱に関連のある素材で作られていて、
「炭鉱の記憶を掘り起こす」しかけになっています。

111028_7.jpg111028_8.jpg例えば、こちらの作品にはどんな意味がこめられているのでしょうか?

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和紙に描かれた模様を紐解いていくと、あることが分かります。

この炭鉱遺産については11月2日(水)午後9時30分からラジオ第一で講談師、神田山陽さんの番組「もぎたて!北海道」でリポートします。どうぞ、お聞きください。

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インターネットでも聞けますよ。

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投稿者:池田耕一郎 | 投稿時間:09:30

コメント

炭鉱遺産が静かなブームですって?おおっ。長文失礼します。

北海道のニューストピックスのうちの何割かについては、旧産炭地に足を運ぶことなしに理解することはむずかしい、と思います。といいつつも、私有地とか立入禁止とか熊出没注意でムリ絶対ムリ~ってことがおおいのですが。
でも、その繁栄と凋落っぷりだけでも、少しでもおおくの人にせめてなんとかいや絶対に想像してほしいなあ、放送局はそのきっかけをつくるものとして、もっと役立てばいいのになあ、と折にふれ何となく思っていました。
そんな意味で、池田アナはすごくすてきです!

アートって、見ただけでは何を伝えようとしているのかわからないものが多いですよね。かく言うわたしも「…てか、イミわかんねーし」と思わないかといえば、それはウソです。すべてに意味を見いだせるほどの教養はないし、すべてに対して感動できるような豊かな感受性もありません。かといって「ムダに時間とお金をつかったけど、ま、いっか、何ごとも経験だし~」とあきらめられるほどの度量もありません。

結局、作品との出あいをその後いかしていくためには、じぶんのすくない経験をてがかりに、その場でかんがえて(わたしは記憶力に乏しいのであとから考えるのはムリ)、作者を理解していこうとすることしかできないんですよね。

じぶんが見たことや聞いたこと、起こったことの大事さはうたがいようがありません。でも、人やできごとを理解するための手段としては、それがすべてというわけでもないんですよね。

そういう意味で、ワケわかんねーモノ…じゃなくて「考えさせられるような作品」に出あえるってのは、幸運ですね。

投稿日時:2011年10月28日 23:06 | tatikama

 日増しに寒くなり、夕暮れも早くて ちょっと寂しい季節。
池田アナ まだまだ頑張っているのですね。さすがアスリート!!
鹿追町で走ったんですね。
「走る」という言葉 文字で 身体中の血が大騒ぎ・・ですか?
私には絶対にあり得ない、そのバイタリティ 少し分けてほしいかな。
鹿を追う町??で 熊に追われる・・そんな事になったら大変ですよね。
鈴は必需品なのでしょうね。特に今の時期は。
そして 炭鉱のお話、北海道に暮らしながらも炭鉱、石炭の事が
いかに無知なことか!
廃墟になり、そのまま残っている光景には さまざまな物語がたくさん
あるのでしょうか。
北海道にも幾つもあった炭鉱、もっと知っておかなくては、そんな気持ちに
 させられました。

投稿日時:2011年10月30日 11:39 | いちばん星

「しぶとく走る」~かっこいいですね。
道産子でも「都市仕様」の私には、とても×2…。
この休日は日課のウォーキングをサボってこもり「芸術の秋」気取り。(読書・音楽鑑賞・日ハムTV観戦…。残念!)

廃墟は紅葉と曇り空にとけこんで見えますね。むき出しの鉄、コンクリ、錆びの温もりの不思議。やはり人の呼吸のあとを感じるからでしょうか?
折鶴の色がまだ鮮やかで。引き出しの中は時が止まったままみたいですね。ここの存在を忘れられぬよう、開けられるのを待っていたんでしょうか。

投稿日時:2011年10月31日 13:06 | かしす

『アスリートの魂』池田耕一郎編が見たい!ですっ!

投稿日時:2011年11月23日 21:57 | ぎゅーたんかーたん

初コメントさせていただきます。
「雪道ラン」の取材、お疲れ様でした。
池田さんは、マラソンはもちろん、トレイルランやトライアスロンにもチャレンジされているんですね!!
「冬は冬眠」と思っていましたが、作田さんのアドバイスもあり、雪道ランを続け、モチベーションが落ちないように、1月~4月までは道外の大会に参加してこようと思っています。
5月以降は、豊平川(ハーフ)、洞爺湖(フル)、北海道マラソン(フル)、札幌マラソン(ハーフ)などの大会を予定しています。どこかの大会会場でお会いできることを楽しみにしています。

投稿日時:2012年01月08日 17:05 | 有賀正彦

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