2010年07月02日 (金)夏! 高校野球 【北野 剛寛】
ことしも高校野球の夏がやってきました!
NHK北海道では、今年も南北北海道大会の全試合と各地区の代表決定戦の模様をラジオで、南北大会の準決勝と決勝はテレビでも実況中継します。
高校野球中継は、NHKのアナウンサーにとって、いわば「必須科目」です。
入局直後の新人研修中、さっそく東京・神宮球場で大学野球を見ながら、第一線で活躍する大先輩の指導のもと、全員が「投げました!打ちました!」と実況研修を受けます。
それから全国の各局に赴任し、夏の地方大会でラジオやテレビの実況を担当します。
その中からスポーツ中継を志すアナウンサーは甲子園でリポーターなどを経験した後、実況を担当することになります。
その際、もちろん中立の放送を心がけるのですが、やっぱり地方大会から取材し続けてきた自局の代表校は、心の中で「がんばれ!」と応援してしまいます。
(ちなみに、写真はこれまで取材した甲子園代表校からプレゼントしてもらったボール。宝物です)。
ところで、北海道の地方大会の形式は独特ですね。
まず各地区大会があって、その代表校が南北大会を闘うという「2段階」です。
昨夏は函館、十勝、札幌と3つの地区大会と、南大会の実況を担当しましたが、南大会は独特の雰囲気でした。
もちろん最終目標は甲子園なんですが、円山球場(或いはスタルヒン球場)でプレーするのが憧れと話す球児がたくさんいて、円山球場が北海道の高校球児の「聖地」と呼ばれる理由が分かった気がします。
その「聖地」で、甲子園のアルプススタンドから聞こえた駒大苫小牧のブラスバンドの演奏を、もっと近くで体感できました。
かつて田中将大投手もここで投げていたんだと想像しながら、大迫力の演奏を聞いていると、なんだか鳥肌が立ちました。
予定通りにいくと、今週末(7月2~4日)に続々と南北大会の地区代表が決まります。
NHKでは代表決定戦の模様をラジオ第1で実況中継します(一部の地区は経過や結果をリポートでお伝えします)。
代表が決まった瞬間、「○○高校、@回目の南大会出場決定!」とお伝えするために、NHK札幌アナウンスに代々伝わっているのが、この資料。
ここには大正9年からの全道大会・南北大会の全試合の結果が載っています。
今年はここにどんなスコアが加わるのでしょうか?
そして甲子園出場を勝ち取るのはどこなのでしょうか?
高校球児の一生懸命なプレーを、私たちも一生懸命お伝えします。
NHK甲子園のページはこちら
http://www9.nhk.or.jp/koushien/
投稿者:北野 剛寛 | 投稿時間:10:00
コメント
今月は全国各地で地方大会が始まるんですね。
北海道は比較的に早く終わるのは暑さに早く対応できるためだと思います。
ところで今年の放送体制はどうなっているんですか?
去年とは何人か地方に異動したアナウンサーがいるので人手不足なんじゃないかあと思っています。
ところで北野さんに質問します。「ズバリ高校野球と聞いて好きな歌は何ですか?」
私はチューブが歌っていた「夏よありがとう」を聞いた時に歌詞を見たときに高校野球の見方が変わりました。
この歌詞はチューブらしく勝ったチームより負けた3年生に対する卒業の歌になっているからです。あれ以来私は高校野球を見る度に勝ったチームより負けたチームに感情移入に近い形で見てしまいました。
例え野球の技術が変わっても3年生が試合に負けた後に涙を流す光景は何年たっても変わらない事でしょうね。
また今年もそれに賭ける高校野球の季節がやってきました。
勝ったチームはまだ先にいけますが負けたチームは絶対に試合を投げ出したり悔いを残したりしない様にして下さい。
かなり長くなりましたが高校野球ファンの独り言として書きました。
投稿日時:2010年07月02日 14:25 | 南部 宣寛
御活躍の御様子、大変誇らしく慶ばしく存じます。
花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは おはらは 桜島
雨の降らんのに 草牟田川濁る 伊敷原良の おはらは 化粧の水
見えた見えたよ 松原越しに 丸に十の字の おはらは 帆が見えた
桜島を臨む鹿児島本港区、燦然と光り輝きを放ち聳え立つNHK鹿児島放送局、又鹿児島の高校球児も御忘れになりませんよう。
投稿日時:2010年07月02日 16:52 | 篤姫&フランシスコ ザビエル
北野さん、楽しいブログをありがとうございます。
甲子園を目指す地区大会と南北大会、他と違っていたんですね。
それに、ボールに資料、どれも素敵ですね。
NHKのスポーツ中継は、一番聞きやすく分かりやすく、安心していられます。
日々の積み重ねは大変だと思いますが、頑張ってくださいね!
投稿日時:2010年07月02日 19:37 | aqua
多くの府県がそうでしょうが、関東でも秋季には関東大会こそあれ、
夏は都大会や県大会のみですからね。支部予選のある北海道は異質。
円山への切符を目指し、麻生球場で野球部の応援に声を枯らせたのはいい思い出です。
そして、円山は末弟が甲子園出場を決めた場所でもあり。。
ちなみに、母校は南大会の準決勝で田中投手の前に敗れましたT-T
投稿日時:2010年07月03日 12:06 | tora
南・北北海道大会に出るための地区予選で、早くも「夏」を終えた球児たちの分も背負って、精一杯戦ってもらいたいですね。
それにしても大正9年からの資料!
歴史が詰まっていますね~
単なる記録の羅列なのかもしれませんが、その中には一瞬一瞬のドラマが刻まれていそうですね。
投稿日時:2010年07月03日 22:48 | マオ
さすがNHKアナウンサー、「投げました!打ちました!」の研修があるとは。スポーツはイキモノなので、その瞬間瞬間の中継は難しいのでしょうね。
野球のことはよくわかりませんが、全力で勝負している高校球児たちの姿を見ると、自分のテキトーさが恥ずかしくなってきます。
どの県の選手達も、悔いのない試合をしてくれるといいなと思います。
北野さんも、宝物に力を貰いながら、悔いのない夏を過ごしてください。鹿児島から応援しています。
投稿日時:2010年07月06日 18:22 | たぬぽん
北野さん、スタッフ及びこちらで繋がる皆様、こんばんは♪
大学野球、懐かしいですね~。ふられた元彼に会いに、こっそり通っていました(笑)
南大会の独特の雰囲気??とは、どのような感じなのでしょう??
また、実況したのちにブログで教えてくださると嬉しいです...。読解力がなくて、すみませぬ。
7/3 22:48のマオさんに同じく、資料、前任者の皆様の積み重ねのたまものさに驚きました。
どうぞ、皆様、お仕事がんばってくださいませ。
投稿日時:2010年07月07日 22:16 | ぬけさく
こんなに遅いコメントをチェックして頂けるか心配ですが…
北野様、初めまして。
実はブログアップからもう何度もコメント入力しているのですが、高校野球には思い入れが多く、簡潔なコメント送信に至りませんでした。
私は野球には興味が薄いのですが、高校野球だけは別です。
出身地の北海道を応援するのは当然として、永く在住している神奈川を応援するのもまあ、理解できますよね。
不思議なのは北海道を離れた事のない家族が、頼みもしないのに神奈川を応援してしまう事実です。
中立を守りながらも、心の中で特定の県を応援してしまう事と通じる物があるのではないでしょうか?
「縁」とか「人情」という言葉が浮かび、暖かい気持になります。
新人アナウンサーの研修に高校野球が必須科目であった事も、初めて知った事です。
タドタドしいながらも「投げました。うちました。」と、必死に取り組む姿が目に浮かびます。
また大正から続くデータを、現在も活用されている事に、感動を覚えます。
もしかしたら、何気ないブログアップだったのかも知れません。
でも、この場は大きな可能性を秘めている。
とは、思いませんか?
視聴者をもっと利用して下さい。
投稿日時:2010年07月21日 22:01 | asari
北北海道の代表が決まりましたね。
このブログを見てから中継を見て思ったのは、見方も少し変わった気がします。
なるほど、「中立」の立場で実況しているなーと感じました。
チームや応援席の気持ちを代弁するようなコメントをしつつ、どちらの肩を持つわけでもない。そしてどちらのチームにおいても前向きな、鼓舞するような言葉。
実況って、目に見える事実を並べるだけではないんですね。
解説者との呼吸も案外難しいのでしょうし、奥深いなーと感じました。お疲れ様でした。
投稿日時:2010年07月23日 21:37 | マオ


