これまでの放送

2014年7月27日放送

65歳デビュー!成功の秘策はコレだっ!

これならイケる!地域デビュー 充実ライフは"遊び"から始まる

地域デビュー

お父さん限定★お見合いパティー?!
      中高年男性の地域デビュー応援!

パーティ東京都武蔵野市。退職を3年後にひかえて、セカンドライフについてお悩みの、吉田修さん(62)。37年前、吉田さんが就職したのは、当時の国鉄。これまで新幹線「のぞみ」の料金設定に携わるなど、仕事一筋に生きてきました。地域に知り合いはいないため、退職後の自分の生活にイメージがわきません。吉田さんのようなお父さんは、どうしたらいいの?...と思ったら、吉田さんは「お父さんお帰りなさいパーティー」に参加。実はコレ、社会福祉協会主催のイベントで、地域に馴染むことができないお父さんたちと地元のNPOや趣味のサークルをマッチングしているパーティーなんです。

吉田さん参加する団体は43。森林散策を楽しみながら公園の整備を行うボランティアや、東日本大震災の津波で汚れてしまった写真を修復するボランティア、動物園の案内をするボランティアなど。「(吉田さん)ビックリしましたよ。こんなにたくさんボランティア団体があって色んな活動をしているなんて想像していなかった。」このパーティーが開かれてから15年。これまで500人近くのお父さんたちが参加してきました。

キケン!忍び寄る"定年うつ"★
      65歳以上30万人の現実

地域とつながりがないとお悩みのお父さんは吉田さんだけではありません。番組では定年した65歳以上の男性、520人にアンケート。すると...地域の人と会話をすることが、1週間に1回以下という人がなんと半数以上に!「1人で過ごしていると、どうしてもマイナスに考えが動きやすくなる。心の中でその動きが加速してしまうので、辛くなりやすい。(精神科医・大野裕さん)」実は今、65歳以上のうつ病患者はおよそ30万人。いわゆる「定年うつ」が深刻だと言うんです。

円グラフ

松本すみ子さん(シニアライフアドバイザー)

松本すみ子さん(シニアライフアドバイザー)

女性の場合は、例えば友達と旅行に行くとか、おいしいものを食べに行くとか、演劇、ミュージカルを見に行くとかしますよね。男性って、全くやらない人が多いんですよ、仕事一筋の人というのは。ですので、やっぱりそういうところでうつになりがちなんです。前の世代では、60歳でちゃんと定年して年金もらって、さあ地域で好きなことをやろうと思えたんですが、今は全然違うんですよね。定年も、早期退職があったり再雇用があったり、訳が分からなくなっているんです。ロールモデルがないから、前例のない世代というようなことが言えると思います。

地域デビューのススメ★赤澤さん
      激変!楽しすぎるセカンドライフ

赤澤さんでも、パーティーに参加しただけで、本当に地域に馴染めるの~?という事で、パーティーに参加したのがきっかけで、3年前から地域活動をしている赤澤淳さん(67)を直撃。現在、地元の大学生達と自然保護のボランティアをしています。赤澤さんの所属する団体では、市から委託をされている、住宅街に残された自然公園を管理。定期的に行っているのが、公園の一角にある樹木の手入れです。「こうやって若い人と話せるでしょ?楽しいですよ。」生き生きと、地域活動を楽しむ赤澤さんです。

現役時代の赤澤さんそんな赤澤さんの現役時代はというと...バリバリの仕事人間。エンジニアとして、瀬戸大橋などの建設に携わり、多い時には250人以上の部下率いて、強いリーダーシップを発揮してきました。定年後は、妻とのんびりした生活を...と思っていたところが、妻は友人との旅行や趣味のパッチワークなどで充実した毎日。それに引き換え、自分は月に一度のゴルフがやっと。そんなある日、近所を散歩した赤澤さんは、街の掲示板でたまたま「お父さんお帰りなさいパーティー」のポスターを見つけたんです。「一緒になって仕事をして、笑って話をして。自分から心がけると、いろんな所へ行っても、"自分の居場所"って見つかるような気がします。」

地域の宝だ!高齢者ボランティア
       ママ大喜び★子育て&教育サポート

茶論人口40万人の千葉県柏市。5人に1人が65歳以上というこの街で、『柏おやじ図鑑』なる冊子がっ。市内で様々な地域活動を行うお父さんたちの姿を掲載しているこの冊子。柏市役所で発行の狙いを聞いてみると...「シニア世代は社会経験が非常に豊か。いろいろな職業、または子育ての部分で培われた社会経験を、今度は違う人にも還元できないかなと。(地域支援課・地域づくりコーディネーター 高野山武さん)」そのひとつが、コミュニティカフェ『茶論(サロン)』。100人を数える高齢者ボランティアが、子育てや教育をサポートしています。中学校の図書室で本の貸出と共に子供たちを見守ったり、遠足や餅つき大会など、様々なイベントを主催しては、学校や地域と密に連携しながら子育てをサポート。

常野さんそんな頼れるおやじたちをまとめるのが、常野正紀さん(73)。ボランティア歴10年。しかし地域デビューは、思うほど簡単なものではなかったと振り返ります。現役時代、電機メーカーの技術者だった常野さん。洗濯機や冷蔵庫などの生産ラインの設計や管理を担当していました。根っからの技術屋気質。完全な仕事人間で、地域の事には全くの無関心でした。そんな常野さんが、退職後、知人の誘いで始めたのが登校する子どもたちの見守り。ところがイタ~イ地域デビューに。「最初は声が出なかった。返事が戻ってこなかったらどうしようかと。」それでも知人から誘われた手前、活動に参加し続けた常野さん。なんと半年後、ストレスが原因で倒れてしまいました。

本を読む常野さんこのままでは、駄目だ。常野さんは救いを求め、ありとあらゆる本を読みあさりました。その時出会ったひとつの言葉によって、道が開けました。それは...「放下着(ほうげじゃく)」「全ての執着を捨て去れ」という、古くから禅の世界で伝わる言葉でした。「強烈に頭ん中にガツーンと入ってきましてね。もう一度自分を考え直してみようと。うぬぼれておった自分もいるし、自分のプライドは、昔の立場だとか仕事をしていたときの立場であって。それがすごく阻害しているんじゃないだろうかと。もう一度自分で始めからやり直す、裸でやり直すという気持ちになって。霧が晴れたっていうんですかね。そう、ほんとにそんな感じでした。」

独り暮らしの高齢者を救え
        ★常野さんの新たな挑戦★

星さんを訪ねる常野さんその後、子育て支援の団体を立ち上げ、代表を務めるまでになった常野さん。いまその活動は、独り暮らしをする高齢者のサポートにも広がっています。この日訪れたのは、星浩一さん(74)のお宅。2か月前に妻を亡くした星さんに、いまの生活ぶりを聞いてみると...「挨拶はしますよ。それ以外は話をしないで1日終わるというような...。」放ってはおけない高齢者の孤立。常野さんたちは星さんに茶論への参加を勧めます。「将棋や囲碁、やられませんか。」「駒を動かすぐらいはできるけど...」「一歩、敷居をまたいで出れば大丈夫ですから。」「なかなかその辺が...。一歩踏み出すのが難しいですよね。」...果たして、星さんは来てくれるのでしょうか。

子どもと遊ぶ星さん4日後。この日、常野さんたちは星さんを茶論に誘っていました。約束の15分前。星さん、来てくれました!...とはいえ...「どこから手をつけて何をやったらいいのかなと思ってね。」なかなか打ち解けられない星さん。でも2時間後・・・心配はありませんでした。「よし!いえーい!」「負けー。」子どもと一緒になって将棋崩しを楽しんでいる星さんの笑顔が。「(常野さん)いやー良かったですよ。すごく楽しそう。これから私たちも積極的に個別に訪問しながらでもボランティアの人たちを増やしていくという事の、自信になりました。」

なぎら健壱さん(タレント)

なぎら健壱さん(タレント)

「ボランティア」という言葉自体が、人のために何かいいことやっている、というようなことで、ちょっと一歩を出しにくい部分があると思うんですよね。気恥ずかしいなという感じが、どうしてもあるんです。でも(星さんは)最初、「将棋は...」って言っていたのに、子ども相手に将棋遊びをして、子どもも喜んでいる。あれはほんとに"ボランティア活動"とかそういうことじゃなくて、"遊んで"ましたよね。自分自身が楽しんでいるっていうのがよくわかりました。あの空間にいることが笑顔になっていましたもんね。これはたいしたもんだと思いました。

サキどり↑流★充実ライフへの道

地域デビューすごろく

※クリックすると大きな画像が見られます。

スタジオでは、充実したセカンドライフを送るためのポイントを、上図"すごろく"を使って、サキどり流に提案しました。

<ポイントその1★「まず散歩」>
"犬も歩けば棒に当たる"と言いますが、"人間が歩けばもっといろんなものに当たる"。外に出ることでヒントが見つかるものです。
<その2★「力みすぎない」>
自分を豊かにして、これからの人生を豊かにするための一歩ですから、本当にやりたいことを、緩やかに自分のペースでやることが重要。
<その3★自己PR「名刺」>
オススメは、真ん中に大きく名前を書いて、やりたいことや好きなことを右上に書く。決まってない人は「ただ今、模索中」と書けば、話のきっかけにも。
<その4★「会社員時代のクセ」>
会社員時代、偉かった人ほど命令したがるもの。そうすると特に女性に嫌われますョ。会社員時代の立場などは忘れ、一個人として周りの人に接しましょう。

そして最後に...「自分に合わなければやめる」。この潔さも大事。仕事でなはいので、自分がやりたいかどうかが、一番大切なことなんです。

お問い合わせ先

「お父さんお帰りなさいパーティー」について
15年前、武蔵野市で始まった、退職者と地域で活動する団体のマッチングパーティー。
現在、東京を中心に全国20程の自治体に拡大。
パーティー自体は年に一度ですが、月に一回、定年退職者向けのセミナーを開催しています。

詳しくは・・・
社会福祉法人 武蔵野市民社会福祉協議会 ボランティアセンター武蔵野(VCM)
ホームページ: http://www.shakyou.or.jp/

自然保護ボランティアについて
武蔵野の森を育てる会
ホームページ: http://mnomori.web.fc2.com/

※ご連絡は、ウェブページ内にある「お問い合わせ」から連絡フォームをご使用ください。

「柏おやじ図鑑・2013年採集見本版」について
柏市 地域づくり推進部 地域支援課
電話:04-7167-1126

※2013年12月に柏市役所が、男性の地域デビューの応援、きっかけ作りを目的に発行。

千葉県柏市の高齢者ボランティアについて
多世代交流型コミュニティ 地縁のたまご
ホームページ: http://ta-mago.com/

※活動拠点は、コミュニティ・カフェ 茶論(さろん)

「放下着(ほうげじゃく)」について
※放下着とは・・・「全ての執着を捨て去れ」という、古くから禅の世界で伝わる言葉。

VTRに出演した常野さんが参考にした書籍は・・・
『ほっとする禅語70(2003年発行)』
発行:株式会社 二玄社

コミュニティービジネスの例として紹介したもの
会員制のシニア居酒屋
NPO法人 シニアサロン井戸端会議
ホームページ: http://idobata-kaigi.org/
カビラさん選曲のエンディングの曲
曲名:「DO IT AGAIN(1968)」
歌手名:THE BEACH BOYS