あなた×NHK=∞

報道局・選挙プロジェクト杉田 淳

  • ニュース取材や調査報道

代表的な仕事

報道局政治部時代。国会前からの中継も担当

  • 栃木県内のニュースを取材宇都宮放送局で事件や事故、行政や選挙、スポーツや環境問題などさまざまなテーマを取材し原稿を執筆
  • 報道局政治部で首相官邸や与野党、
    中央省庁を担当キーマンとなる政治家や官僚に密着し、国内政治の中枢の動きを追う
  • 報道局選挙プロジェクトで大規模アンケート調査全国すべての地方議員3万2千人を対象に前代未聞のアンケート調査を実施。NHKスペシャルで放送したほか、書籍も執筆

NHKに入ったきっかけ

「物の豊かさ」より「心の豊かさ」
を生み出すことに貢献したい

私が就職活動をしていた頃は、まだ社会全体がバブルの余韻をひきずっているような時代でした。企業の大量採用が続く売り手市場の中で考えたことは、「物の豊かさ」より「心の豊かさ」を生み出すことに貢献したいということでした。NHKは、子供の時から茶の間で家族そろって楽しんだ番組が数多くあり、とてもなじみの深い放送局でした。自分がどのような仕事をするかイメージがつきやすいことが志望の決め手となりました。

仕事に対する思い

できないことにへこたれず
できることをやっていこう

20代に発症した緑内障が進行し、取材現場を駆け回るような働き方をあきらめた時、とても落胆しました。「なんでこんなこともできなくなってしまったのだろう」と失ったものの大きさを悔やんでばかりいました。しかし、工夫次第で、どんなに頼りない視力でもできることを増やせることに気づきました。誰もが望まない病やアクシデントに遭う可能性があります。それを痛烈に感じた自分だからこそ、できる仕事があると思っています。

今後の展望

記者になって30年。修正を加えていくことで仕事は続けられる

私の目の病気は進行性のもので、今の医学ではなかなかその流れを食い止めることができません。現在は重度の弱視という状態ですが、この先どうなるかという不安を常に感じています。ただし、どのような状況になっても今の働き方を基本に修正を加えていくことで仕事を続けていくことはできると考えています。記者になって30年ほどになりますが、その間に身につけた専門性や人脈はきっと自分を助けてくれるものと信じています。

NHKの働き方・職場環境

理解のある温かい職場環境で
仕事ができることに心から感謝

私は現在NHKで唯一の視覚障害がある記者です。普段はPCやスマホの音声読み上げソフトを使って資料の内容を確認し、原稿を書いています。仕事に必要な装備については全面的な理解を得られています。また職場の人たちは親切で、どうしても自分の力でできないことは遠慮なく手伝ってもらうようにしています。日常のコミュニケーションのおかげで、私が苦手なことを自然と理解してくれているので、助けを求めるたびに精神的な負担を感じるようなこともありません。温かい職場環境に心から感謝しています。

NHKのD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)

多様な人たちが対等に働き
発信することに意義がある

社会の価値観が多様化する中で、私たちが発信する情報が受け取り手のニーズに応えられているのかと感じることがあります。昼夜や休日を問わず働くことができる頑強な男性が中心的な役割を果たしてきたメディア業界ではありますが、多様な目線による発信がより重要な時代になっています。そのような中で、性別を問わず障害のある人も子育て中の人も周囲と対等に働き、実績を積み重ねていける職場作りを進めていくことは、「人材」を「人財」にできると感じています。

1日のスケジュール

  • 06:30

    起床

    テレビやスマホでニュースをチェック

  • 09:30

    出局

    午前中は事務処理や今後のスケジュールについて打ち合わせ

  • 13:00

    昼食

    お腹が空いたタイミングでランチを取るため、少し遅めの時間なことも

  • 14:00

    原稿執筆

    ネット記事などの原稿に取り組む

  • 15:00

    電話取材

    地方議員や大学関係者を取材

  • 16:30

    研修

    選挙システムについて研修

  • 18:00

    打合せ

    選挙システムについて打合せ

  • 20:00

    退局

    夜は、取材先と食事をすることも

  • 21:00

    帰宅

    音声ブックで読書や軽い運動