あなた×NHK=∞

報道局・取材センター社会部中村 幹城

  • ニュース取材や調査報道
  • 組織マネジメントに関わる業務
    (総務人事・財務・経営企画など)

代表的な仕事

事件報道ではスタジオで解説することも

  • 熊本局や釧路局でニュース取材に携わる水俣報道室で水俣病問題を取材。北海道胆振東部地震では現場取材を担当
  • 事件報道や調査報道に取り組む大型振り込め詐欺事件や大手企業の不正会計問題、パナマ文書の調査報道
  • 災害情報のデジタル発信、災害体制の検討被災者向けのコンテンツを届け続けるための体制づくりやシステム開発

NHKに入ったきっかけ

社会の課題追究と
地域の活性化

警察官だった祖父の話をきっかけに「人の役に立つ」という仕事に興味を持ち、記者になった大学の先輩の話で、記者はさまざまな視点から社会の課題を追究していることを知りました。大学のゼミでは衰退が問題視されていた地域の活性化について学び、地方に関心を寄せるように。就職活動では全国規模で報道に関われる新聞社とNHKを受けました。初任地の熊本放送局では「水俣病」が毎日のようにニュースで取りあげられていたことに大きなショックを受け、希望して水俣報道室に赴任。当時の経験が記者としての自分を築いてくれたと感じています。半世紀以上続く問題に責任感と緊張感を持って向き合うのはもちろん「評論家にならない」よう心がけ、できるだけ多くの人から直接話を聞き、確かめようと取材にあたってきました。

仕事に対する思い

「なぜ伝えるのか」
問われる問題意識
取材には謙虚さを

事件や事故で苦しむ被害者に、災害で家族を失った人に、なぜマイクを向けるのか。この問いに答えることは、簡単なことではありません。「なぜそれを伝えるのか、伝えるべきだと考えたのか」、いつも自問自答しています。その上で大切にしているのは、謙虚さです。
取材は、人と人とのつながりや信頼関係で支えられています。ふだん周りの人に行うのと同じように、取材先とも接するよう心がけています。事件の関係者取材をする機会が多いのですが、こうした現場では、相手には取材に応じるメリットが少ないケースがほとんどです。しかしこうした時こそ、自分の問題意識がこれでもかと突きつけられます。結果につながりにくい面もありますが、「実は…」と言ってくれる人も中にはいます。だからこそ、諦めずにまずは足を運ぶことを大切にしてきました。取材を通じて社会のルールのひずみや矛盾に光を当て、少しでも良く変えていきたい。そんな思いで取材にあたっています。

今後の展望

頼られるNHKであり続けるために
不条理を問う監視役として挑戦を

釧路放送局勤務を経て編成局計画管理部でNHKの災害対応を担当。それまで接点の少なかった総務や技術の職場の人たちとも関わることができました。また人事局では人事制度改革の大元となる議論にも加わり、若手を中心とした幅広い職種のメンバーたちと知り合いに。いずれも報道現場では経験したことのない業務ばかりでしたが、新しい発見の毎日でした。
現在は報道局社会部の「事件遊軍」というグループで、調査報道や政治資金などの取材にあたっています。また、NEWSWEBのデジタルコンテンツ「事件記者取材note」の編集部にも入り、事件や事故を中心としたニュースのデジタル展開にも携わるとともに、若手向けのオンライン勉強会を主催したり、相談窓口も担っています。今、伝え方はテレビやラジオにとどまらず、デジタル、イベントとの連携と無数に広がっています。さまざまな背景をもつ人たちと協力しながら、NHKがより社会から頼られる存在であり続けるには、どうすればいいか。世の不条理を問う監視役として、挑戦し続けたいと考えています。

1日のスケジュール

  • 07:00

    起床

    小学生の子どもたちの面倒を見つつ、テレビやSNSで各社のニュースなどを確認

  • 09:30

    出局

    新聞を読み、取材先からのメールなどにも返信

  • 10:30

    上司と打合せ

    取材を進めているテーマの進捗や今後の方針について共有

  • 13:00

    取材先とランチ

    コロナで機会が減っていますが、相手との関係づくりの貴重な機会にもなります

  • 14:30

    取材

    オンラインや対面を併用してさまざまな人と会います

  • 17:30

    原稿準備作業や資料の読み込み

    中長期的に取材するテーマについて、どんな原稿を出稿するかや関連資料の収集や読み込みに力を注ぎます

  • 19:00

    番組ディレクターと打合せ

    番組展開できそうなテーマを知り合いのディレクターなどと情報交換

  • 20:30

    退局

    取材先と会食して情報交換したり同僚と飲みに行くことも。仕事を早く切り上げられる時はシンポジウムなどにも参加します