札幌放送局・経営管理センター磯村 夏海
新採用者研修で講義を行う磯村さん
就職活動では、生活に直結し、世の中に影響力があると自分が思える企業を希望していたので、インフラ関係を中心に考えていました。就職説明会で、NHKの営業は、商品を販売するような営業ではなく、受信料制度の理解促進に向けた新たな施策を企画・実行すること、またチームで進める仕事であることを知りました。NHKが好き、そしてNHKの営業は面白そうという理由で、当時の「営業」業務を第一希望として受験しました。 最初の配属局、名古屋放送局では、一般世帯のお客様やホテル・病院・大学等の経営者・窓口の方への受信料制度の説明、受信料の契約業務を委託する会社やスタッフの活動について、チーム一丸となって課題に向き合いました。チームで課題解決に取り組む仕事の進め方は、現在仕事をする際の基本になっていると感じます。
営業局(※現視聴者局)では全国の職員の人財育成施策の設計・運用を担当しました。特に、コロナ禍であらゆる研修が集合形式で実施できなくなった際の取り組みが印象に残っています。初めて自分がリモート研修の講師をした際に、どうしても一方通行になってしまうことを実感し、「内容も思いも伝わっていないのではないか」と不安を抱きました。リモート研修を充実させるためには、研修カリキュラムや内容の刷新だけではなく、講師によるリモート研修スキルそのものを高める必要があると考え、講師となる職員向けに「オンライン講師養成研修」等を企画。既存の手法にとらわれず、受講者目線と講師目線で新しい研修のあり方を模索した経験は、札幌局で研修を担当する今も生かせていると思います。
入局7年目の冬、ピョンチャンパラリンピック放送のロジスティクスを担当し、放送の前線で業務に従事しました。NHK内の様々な部局の枠を越えてスタッフが連携し、各種競技や開閉会式の生中継、デイリーハイライト番組の制作、アプリやSNSでのハイライト動画配信、ユニバーサル放送にも力を入れて取り組みました。全セクションが力をあわせてパラリンピックの感動を届けるという達成感、そして「視聴率だけにとらわれず、あまねく伝える」NHKの意義や必要性を肌で感じました。
NHKは、課せられる使命・役割を果たすため部局を越えた取り組みをしています。私もこの先も様々な業務に挑戦し、各セクションの想いを知ることによって、円滑な連携から生まれる新たなサービスや、放送局全体の総力が上がる取り組みに主体的に関わっていきたいと思っています。
BS1「キャッチ!世界のトップニュース」を見ながら朝食
メール・スケジュールのチェック
北海道内の各部から寄せられる勤務や労務関係の問い合わせに対応します
新たに業務委託を開始する業務の内容や業務フロー、スケジュールの確認を行います
コロナ禍になってからは、局内の休憩スペースで持参したお弁当を食べることが多くなりました
プロジェクトメンバーで集まり、方針やタスクの確認を進めます
打ち合わせを受けて資料の修正等を行います
担当メンバー同士で声を掛け合い、随時"作戦会議"をしています
NHKプラスや、録画した他局のドラマなどを視聴
疲れた日は、Youtubeを見ながらヨガをして早めに寝ます