NHKさいたまブログ

「ひるどき!さいたま~ず」水曜日、きょうは【読むさいたま~ずさん】。

ゲストは桶川市にあるさいたま文学館学芸員の大明敦(だいみょう・あつし)さんでした。

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読書の秋到来!埼玉ゆかりの文学作品は世にたくさん出ています。今回はその中から2冊、街のお話村のお話をご紹介いただきました。

1冊目は、佐藤紅緑(さとう・こうろく)の「あゝ玉杯に花うけて」。昭和2年から雑誌に連載された少年小説で、貧しくて中学校にいけなかった主人公が多くの困難を乗り越えて、旧制一高(現東京大学)に進み、寮歌「あゝ玉杯に花うけて」を歌うまでを描いたストーリーです。浦和の風景や名前も数多く出てきます。ハイライトシーンのひとつ、当時の少年たちが熱中したであろう野球の試合の様子が描かれた9章の部分の朗読もしました。

2冊目は、打木村治(うちき・むらじ)の「天の園」です。3歳のときに母地元の唐子村(現東松山市)に移り住み、少年時代を過ごした打木の自伝的小説です。こちらは「天の園のマップ」があるほど、小説と実際の東松山がリンクします。本片手に、埼玉のゆかりの地をめぐるのも贅沢な楽しみ方かもしれませんね。

もう一度聞きたい方や県外の方も、ぜひ聴き逃し配信をどうぞ!⇒こちらから


健康ワンポイント「はい、元気です!埼玉」では、10月10日の「目の愛護デー」にちなんで、目の健康についてご紹介しました。

お話いただいたのは、埼玉県立大学 看護学科の金(こん)さやか助教です。眼精疲労の原因と傾向、簡単な目のストレッチなどを聞きましたので、ぜひみなさんも参考になさってみてください。