2020年10月15日 (木)
10月14日放送後記 「いざ、近代埼玉の旅へ」
その道の達人に「埼玉県のトリビア」を教えてもらう「彩たまDEEP」。
ゲストは、埼玉県教育委員会 文化資源課 主幹の井上かおりさんでした。
コロナで、地元観光や歴史などが改めて見直されています。
約120年前に刊行された、当時の埼玉県内の主要な43町村の街並み・店舗等の案内図が記載された『埼玉県営業便覧』というものをご紹介していただきました。
実物は厚さ5センチほどの重量たっぷりな本。それもそのはず、とにかく細かいんです!
今の浦和の街並みも図や文字でびっしりと表されていました。ただ細かすぎて出版社の人も途中で力尽きてしまい、結局埼玉を含む3県分しか制作されなかったのだとか…。今は絶版となっていてとても貴重な資料です。
また、米や服、しょうゆやお酒など地域ごとに商いの数が違っていて、その地域性をみることができました。
なかなか遠出がでいない今、昔の資料を片手にあえて“地元”にタイムスリップしてみては?