お知らせ
N響が見沼小学校にやってきた♪ 出前授業のようすが公開されました!
去年11月に 行田市立見沼小学校で「NHKこども音楽クラブ」が開かれました。
このイベントは、こどもたちに本物の音楽を身近に感じてもらい、音楽の楽しさや魅力を知ってもらうために、
NHKとNHK交響楽団で実施している出前授業です。
NHK交響楽団で活躍しているメンバーが学校を訪れ、体育館などを会場にしてミニコンサートを開催し、
楽器の仕組みやクラシック音楽の魅力などを、楽しく、わかりやすく、伝えています。
見沼小学校の開校を記念して行われたこのイベントでは、
NHK交響楽団のメンバーが 140人の児童を前に
弦楽四重奏とオーボエによる 演奏を行いました♪
出前授業のようすが、公開されましたのでぜひご覧ください。
↓↓
https://www.nhk.or.jp/event/kodomo-ongaku/archive/2022/index.html#08
NHKさいたま防災展示
【NHKさいたま防災展示 in さいたま新都心】
さいたま放送局では東日本大震災から12年となる3月に、県内の自治体やインフラ事業者と連携し、大切な命と暮らしを守るための最新の防災情報を、放送や企画展示を通じてお伝えしています。
3月13日、首都圏ネットワークの「おかえり天気」で、気象予報士の市村紗弥香さんとしゅと犬くんがさいたま新都心駅 東西自由通路で開催中の防災展示を訪れ、「帰宅困難者対策」や「大地震が発生したときにやるべきこと」などをご紹介しました。
上の写真は「帰宅困難」に関するパネルの画像です。簡単にご紹介します。
都心南部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、鉄道が運行を停止したり道路が渋滞するなど、交通機関に大きな影響が出た場合、最大で約453万人が家に帰ることが難しくなるとされています。その人たちが徒歩などで無理に帰宅をしようとすると、火災などに巻き込まれたり、道路が渋滞して緊急車両が通行できなくなる恐れもあります。
そこで、政府が呼びかけているのが、「一斉帰宅抑制」です。「一斉帰宅抑制」とは大規模地震の発生直後はむやみに移動を開始せず、一定期間は職場や外出先などの安全な場所で待機するというものです。
さて、ここで放送を見逃した方に質問です。
放送をご覧いただいた方もぜひもう一度。
「一斉帰宅抑制」では一定期間、安全な場所で待機が求められますが、その『一定期間』とはどのくらいの期間でしょうか?
A:24時間 B:48時間 C:72時間
答えは・・・
Cの72時間です。近くで火災などがあれば避難が必要ですし、災害の規模や被害の状況などにもよりますが、3日間も帰宅できない状況が発生するかもしれません。家族が離れた場所で被災してしまうかもしれません。このようなことを前提として家族で十分に話し合っておくことが大切になります。
また、「NHKさいたま防災百科」と題して、被害の状況、公共交通機関やライフラインの復旧状況、家族の安否などを確認する方法をまとめたパネルも展示しています。これは鉄道、通信、水道、電気、ガスなど、生活インフラを支える企業・団体や自治体の協力を得て制作したものです。
展示は3月27日(月)午後2時まで開催中で、ブログでご紹介した展示以外にも様々なコンテンツがあります。
NHKさいたま放送局のホームページでもラジオ・テレビ放送でお伝えした関連情報をご覧いただけます。
ご覧になり防災について考えるきっかけにしてください。
https://www.nhk.or.jp/saitama/pickup/#bousai
10/3実施 NHKアナウンサーの防災教室
10月3日(月)、「NHKアナウンサーの防災教室」と題して、坂戸市で防災教室を実施しました。
当日の司会は徳永圭一アナウンサー。徳永アナは前任地が岡山放送局で、着任した2018年6月の翌月には西日本豪雨を経験し、復興に向けた放送に長く携わりました。
防災教室に参加したのは・・・地域の防災・減災活動に取り組む約70人の方々です。
この日は自主防災組織のリーダーたちが一堂に会して防災・減災を考えました。
自主防災組織・・・「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識を持ち、地域のために普段から防災・減災活動に取り組む自主的な組織です。(坂戸市HPより)
坂戸市には109の自主防災組織があるそうです。
講義では「ことばが命を救う」をテーマにクイズや映像、ハザードマップを交えながら学びました。坂戸で記録的な大雨情報が出たことを想定し、「命を守る呼びかけ」を実際に参加者の皆さんに考えてもらいました!
皆さん、真剣に書いてくれています。「大切な家族」「近所の人」「一人暮らしの人」などに向けた呼びかけなど、それぞれの良案がたくさんでました。
講演後に実際見せてくれた写真がコチラ。
「まさか自分が」「自分だけは大丈夫」「前も大丈夫だったから今回も大丈夫だろう」という“思い込み”は
『正常性バイアス』と呼ばれる心の働きです。
災害が起きるという予測が出ていても、この“思い込み”によって、避難をしないという行動につながってしまうことがあります。
そこで「ことば」による呼びかけが大切だということを参加者に皆さんにお伝えしました。
2019年にNHK放送文化研究所が実施した大規模調査では、『あなたの避難行動を後押しすることは?』という問いに対し、最も多かったのは「周囲の状況から危険を感じた」でしたが、その次は消防団や、家族・知人などからの促しが多かったという結果がでています。 県外の事例ですが、有線放送を使った自治会長の呼びかけで効果的であった事例もお示ししました。
参加してくださった自主防災組織連絡協議会の伊藤会長は「防災は忘れがちになるが、防災の大切さを再認識した。本日の参加者は自主防災組織の出席だったが、今回の講義内容を地域に広げていきたい。」などと話されていました。
今回の防災教室が、少しでもご自身やご家族、そして近所の方々の命を守る行動につながったら嬉しいです。
NHKさいたま局ではこれからも「水害から命と暮らしを守る」活動を続けていきます!
(最後に・・・・)
講義でも紹介したものの中で、NHKでは災害報道に備えてNHKアナウンサーが改善を重ねてきた呼びかけの文言、および音声を公開しています。地域の防災減災にご活用ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/suigai/yobikake/