NHKさいたま防災展示
【NHKさいたま防災展示 in さいたま新都心】
さいたま放送局では東日本大震災から12年となる3月に、県内の自治体やインフラ事業者と連携し、大切な命と暮らしを守るための最新の防災情報を、放送や企画展示を通じてお伝えしています。
3月13日、首都圏ネットワークの「おかえり天気」で、気象予報士の市村紗弥香さんとしゅと犬くんがさいたま新都心駅 東西自由通路で開催中の防災展示を訪れ、「帰宅困難者対策」や「大地震が発生したときにやるべきこと」などをご紹介しました。
上の写真は「帰宅困難」に関するパネルの画像です。簡単にご紹介します。
都心南部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、鉄道が運行を停止したり道路が渋滞するなど、交通機関に大きな影響が出た場合、最大で約453万人が家に帰ることが難しくなるとされています。その人たちが徒歩などで無理に帰宅をしようとすると、火災などに巻き込まれたり、道路が渋滞して緊急車両が通行できなくなる恐れもあります。
そこで、政府が呼びかけているのが、「一斉帰宅抑制」です。「一斉帰宅抑制」とは大規模地震の発生直後はむやみに移動を開始せず、一定期間は職場や外出先などの安全な場所で待機するというものです。
さて、ここで放送を見逃した方に質問です。
放送をご覧いただいた方もぜひもう一度。
「一斉帰宅抑制」では一定期間、安全な場所で待機が求められますが、その『一定期間』とはどのくらいの期間でしょうか?
A:24時間 B:48時間 C:72時間
答えは・・・
Cの72時間です。近くで火災などがあれば避難が必要ですし、災害の規模や被害の状況などにもよりますが、3日間も帰宅できない状況が発生するかもしれません。家族が離れた場所で被災してしまうかもしれません。このようなことを前提として家族で十分に話し合っておくことが大切になります。
また、「NHKさいたま防災百科」と題して、被害の状況、公共交通機関やライフラインの復旧状況、家族の安否などを確認する方法をまとめたパネルも展示しています。これは鉄道、通信、水道、電気、ガスなど、生活インフラを支える企業・団体や自治体の協力を得て制作したものです。
展示は3月27日(月)午後2時まで開催中で、ブログでご紹介した展示以外にも様々なコンテンツがあります。
NHKさいたま放送局のホームページでもラジオ・テレビ放送でお伝えした関連情報をご覧いただけます。
ご覧になり防災について考えるきっかけにしてください。
https://www.nhk.or.jp/saitama/pickup/#bousai