NHKさいたまブログ

2020年8月11日の投稿

8月7日放送のさいたマッスルのコーナーでは、大宮東高校野球部の河西竜太監督と佐藤亮太主将にお話を伺いました。

夏の甲子園が中止になったことを受けて、埼玉県ではこの夏、独自大会「夏季埼玉県高等学校野球大会」を開催します。

大宮東高校野球部は、甲子園出場経験を持つ古豪です。

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しかし、佐藤主将は、「古豪と呼ばれることが悔しいんです。自分たちの代で必ずまた甲子園に行くんだという強い気持ちがありました」と言います。

去年の「全国高等学校野球選手権 埼玉大会」では、公立高校で唯一ベスト4まで進出しました。

それゆえに、今年の夏にかける思いは計り知れないものがあったのでしょう。

佐藤主将は、「学校が休校になって練習ができない中、夏の甲子園の中止が決まった時には頭の中が真っ白になった。しばらくは一人でいる時間が増えてしまいましたね」と、甲子園の開催中止を受け止めきれなかった気持ちを打ち明けてくれました。

それでも、「主将であるということで、自分がチームの雰囲気を暗くしてはいけない、自分がチームのために良いことをしなくてはと思い、乗り越えることができたように思います」と言います。

部活ができない時にも、佐藤主将は、“シャドーノック”というボールを使わないノックの練習に励んでいたそうです。「その甲斐あってか、思ったよりも試合勘は鈍っていないように思う。攻撃についても、最近の試合では毎試合のようにヒットを打てています。トップバッターなのでとにかく自分が出塁して、仲間を信じて打線をつなげていきたい」と、頼もしくコメントしてくれました。

 

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そんな野球部を率いる河西監督は、大宮東高校が初の甲子園出場を決めた年、野球部に在籍していたOBです。河西監督も、甲子園の中止はとてもショックだったと言います。

しかし、そんな中でも、野球部の生徒たちにしきりに訴えていたのは、“命の大切さ”「生徒たちには、練習ができないもどかしさはあっても、みんなの命を守ることのほうが大切だと伝えました。今、しっかり自粛をして、限られた中で練習をして、必ず結果を出そうと。生徒たちには、人として誠実であることを求めましたね」とのこと。
埼玉県独自大会の開催が決まり、準決勝と決勝の舞台は、西武ライオンズの本拠地であるメットライフドームになることが発表されました。

奇しくも、河西監督にとっては、思い出の地。

「僕らの現役時代は、埼玉県大会の決勝は、西武球場(※現在のメットライフドーム)で行われたいた。大宮東が初の甲子園出場を決めた時にも、西武球場でした。当時、帰りのバスでは、みんなで泣きながら、長渕剛さんの“乾杯”を熱唱しました」と、懐かしそうに語ってくれました。

自粛期間が明けても、特に公立高校は思うように練習ができなかったそうですが、「ようやく6月の中旬に、週3日・一日60分という条件のもとで練習を再開できて、実戦に臨めたのは最近のこと。正直、生徒たちに焦りはあったと思います。それでも、自粛期間中に自宅での練習を欠かさずにやってくれていたので、手ごたえは十分です」と話していました。


河西監督も、佐藤主将も、「今年のチームは打線が持ち味。公立高校が躍動する姿を見てほしい」と、力強く意気込みを話してくれました。大宮東高校の強力打線、注目しましょう!

 

また、シリーズ「みんなの夏2020」でも、学校の取り組みを紹介しました。今回は…

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