NHKさいたまブログ

2020年8月の投稿

キャスターの渡辺です。
8月28日放送の「さいたマッスル」のコーナーはスポーツと戦争について、埼玉県でスポーツの指導や普及に長年携わられた松井貞夫さんにお話を伺いました。

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1945年8月15日の未明に起きた熊谷空襲。
日本がポツダム宣言を受諾するまさにその日に起きた、太平洋戦争最後の空襲です。
当時、小学3年生だった松井さんは、熊谷空襲でおばあ様を亡くされました。
戦時中の体験を後世に語り継ぐ活動を行っています。

ラジオの放送前、松井さんのご自宅を訪ね、3時間にわたってお話を聞かせていただきました。
「頭の上から焼夷弾が降るなか、家族みんなで逃げました。閃光弾で目の前は真昼間のように明るくなっていて。祖母を助けに行った母は、“そっちは危険だから行ってはいけない”と消防団の人たちに止められて。逃げ遅れた祖母を発見したのは、辺りが焼き払われた後でした」と、熊谷空襲の光景を教えてくださいました。
お辛い胸の内を話していただき、気づくと私は思わず涙を流していました。
「もう少し、せめてあと数時間でも早く、ポツダム宣言を受諾していたら…。そう思うとやり切れませんでした」すると、松井さんは箱から少年時代に描いたという絵を取り出し、「小さい頃にこんな絵を描いてしまうくらい、戦争ありきの時代だったんですよ」と苦笑いしながら、私に見せてくれました。

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「将来はパイロットになりたかった。そして、敵の軍艦を爆破して敵国の兵士をたくさん殺そうと、子ども心に思っていたんですね。大人も子どもも、戦争に毒されていた。そうやって争いの連鎖がどんどん続いてしまうのだろうね。とても恐ろしいし、悲しいことでしょう?」この絵を見た時、とても衝撃を受けました。
少年時代に描く絵が、誰かを殺す光景だなんて…。
私は言葉を失ってしまいました。

終戦後、松井さんは体操選手として活躍されました。

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中学時代には埼玉県の大会で優勝し、大学時代まで体操に打ち込みました。(写真左が中学時代の松井さんです)
その後、教員として体育の指導にあたり、1968年に行われた福井国体では、監督として体操の埼玉県代表チームを率いて、優勝へと導きました。
また、埼玉県の職員として、長年、地域社会のスポーツ普及にあたられた松井さん。
戦後、会社内で部活動やレクリエーションを楽しむ機会ができたり、地域に多くのスポーツ教室ができて気軽に通えるようになったのも、松井さんたちのご尽力があったから。

松井さんは言います。
「スポーツに親しめるのも、平穏な日常があってこそですよ。戦時中は、鞠つきのボールでさえ、ゴムが不足して全員に生き渡らなかったし、歩くことくらいしか体を動かす機会がなかったんですから」
「戦争とコロナウイルスを単純に比較したりはできないが、今の子どもたちもスポーツで活躍する機会が失われていて、とても気の毒。彼らにとって1年という時間は大きい。それでも、戦時中、辛い状況にあっても、大人も子どもも、夢や希望をもっていたからこそ乗り切れたんです。人が生きるためには、夢や希望が不可欠。今の子どもたちも、決して諦めず、頑張ってほしい」
「幸せというのは、“青い鳥”。鳥だから、どこかに飛び立ってしまうこともある。そんなとき、人は幸せのありかを忘れてしまいます。幸せがどこにあるのか、それにもう一度、気づこうとしなければいけません。戦争は、罪のない多くの人たちの命を奪う。絶対に、二度としてはいけませんよ」

思えば、小さい時、私も祖母から戦争の残忍さについてよく聞かされていました。
でも、幼かった私は、それを拒んだりしていたんです。
なんだか夜も眠れなくなるほど怖かったし、耳をふさぎたくなってしまうほどで…。
そんな私に、祖母は時折、おどけたりユーモアを交えながら、戦争の体験を話してくれました。
おそらく、幼い私を飽きさせることなく、最後まで話を聞けるようにと配慮してくれたのでしょう。
でも、大人になった今、あの時、祖母の話をちゃんと聞いておいて本当によかったと思うのです。
それを子どもや孫の世代へと伝えられるから。
すでに亡くなった祖母を思うと、命のリレーのバトンを託してくれたのかなと思います。

戦後75年が経ち、私たちは、戦争を体験した人から直接、その体験を聞くことができる“最後の世代”と言われています。
そして、“ずっと最後の世代であり続けなければならない”のです。
そのために、私たちが責任をもって次世代へ語り継いでいく― そんな使命を抱えていると思います。

将来、私が母親になった時には、松井さんに教えていただいたこと、祖母から託されたこと、子々孫々にしっかり伝えていきたいと強く思いました。
そして、これからも取材で戦争体験者のお話を聞き、多くの人に伝える仕事をしていきたい。
そんなことを松井さんにお話したら、にっこりと微笑まれて、「よろしく頼みましたよ」とお言葉をいただきました。

そして、シリーズでお伝えしている
「みんなの夏2020」は、この日が最終回でした!
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今回は・・・

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輝くさいたま~ずさん

みなさんから寄せられたお便りやリクエストをできる限り紹介した今回のさいたま~ず!いかがでしたか?

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 私が手に持っている紙はすべて番組に寄せられたお便りです!

今日はヘビーリスナーのお便りを紹介したり、日刊さいたま~ずの誕生秘話に触れたりドキドキわくわくの放送でした。
いつもお便りをくださっているぴースケさんから、番組後にファックスが届いたんですが、放送中に紹介できなかったのが心残りです・・・

ラジオを通して会話をするって楽しいですね。
これからもお便り、送ってくださいね!お待ちしています。

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今月シリーズでお伝えしている みんなの夏2020
コロナ禍でも工夫しながら前向きに取り組む高校生たちの声をお届けしています。
今日は、三郷工業技術高校の無線部の学生に電話出演いただきました!

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彩たまライフ

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毎月、第4火曜日にお届けしている、人気コーナー
「さいたま~ずで 五・七・五」

今月のお題は、「躍動」でした。
全国各地から寄せられた141句の中から選んでいただきました受賞作品を発表します!

 

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 毎週月曜日にお届けしている音楽のコーナー「彩たまの音」

ゲストは男性5人組アカペラグループ、SOLZICK(ソルジック)さんでした。

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今年の夏は、新型コロナに猛暑にと、気をつけないといけないことが多いですが、みなさん元気にしていますか?
キャスターの岸田です。

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新型コロナウィルスに負けまいと、どーもくんも大きなマスクをしています。
が、しかし!!口が大きすぎて歯が出てるっ(笑)大丈夫かな?!どーもくん・・・

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「みんなの夏2020キャンペーン」
小中高生や小中高生を支える皆さんからのメッセージ募集中!
投稿はこちらから

いよいよ「令和2年度夏季埼玉県高校野球大会」の地区代表が決まり、8月22日(土)に準決勝、23日(日)に決勝の試合が行われます。NHKでは総合テレビとFMで、それぞれ中継を行います!今年は残念ながら無観客試合となりますが、皆さんぜひ、テレビやラジオで、埼玉の球児たちに声援を送ってください!

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「みんなの夏2020キャンペーン」
小中高生や小中高生を支える皆さんからのメッセージ募集中!
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8月4日(火)から「シリーズ みんなの夏2020」がスタートしていますが、「みんなの夏2020」は’らじる★らじる’でもお楽しみいただけます!(放送日からおよそ1週間)聞き逃した方はこちらから!

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「みんなの夏2020キャンペーン」

小中高生や小中高生を支える皆さんからのメッセージ募集中!投稿はこちらから

NHKさいたま放送局では、「シリーズ みんなの夏2020」以外にも、埼玉で暮らす子ども達の健やかな成長を支えるため、様々な番組で県内の様子を放送しています。今回は成長の要である’毎日の食事’を守るための取り組みを紹介します。

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8月7日放送のさいたマッスルのコーナーでは、大宮東高校野球部の河西竜太監督と佐藤亮太主将にお話を伺いました。

夏の甲子園が中止になったことを受けて、埼玉県ではこの夏、独自大会「夏季埼玉県高等学校野球大会」を開催します。

大宮東高校野球部は、甲子園出場経験を持つ古豪です。

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しかし、佐藤主将は、「古豪と呼ばれることが悔しいんです。自分たちの代で必ずまた甲子園に行くんだという強い気持ちがありました」と言います。

去年の「全国高等学校野球選手権 埼玉大会」では、公立高校で唯一ベスト4まで進出しました。

それゆえに、今年の夏にかける思いは計り知れないものがあったのでしょう。

佐藤主将は、「学校が休校になって練習ができない中、夏の甲子園の中止が決まった時には頭の中が真っ白になった。しばらくは一人でいる時間が増えてしまいましたね」と、甲子園の開催中止を受け止めきれなかった気持ちを打ち明けてくれました。

それでも、「主将であるということで、自分がチームの雰囲気を暗くしてはいけない、自分がチームのために良いことをしなくてはと思い、乗り越えることができたように思います」と言います。

部活ができない時にも、佐藤主将は、“シャドーノック”というボールを使わないノックの練習に励んでいたそうです。「その甲斐あってか、思ったよりも試合勘は鈍っていないように思う。攻撃についても、最近の試合では毎試合のようにヒットを打てています。トップバッターなのでとにかく自分が出塁して、仲間を信じて打線をつなげていきたい」と、頼もしくコメントしてくれました。

 

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そんな野球部を率いる河西監督は、大宮東高校が初の甲子園出場を決めた年、野球部に在籍していたOBです。河西監督も、甲子園の中止はとてもショックだったと言います。

しかし、そんな中でも、野球部の生徒たちにしきりに訴えていたのは、“命の大切さ”「生徒たちには、練習ができないもどかしさはあっても、みんなの命を守ることのほうが大切だと伝えました。今、しっかり自粛をして、限られた中で練習をして、必ず結果を出そうと。生徒たちには、人として誠実であることを求めましたね」とのこと。
埼玉県独自大会の開催が決まり、準決勝と決勝の舞台は、西武ライオンズの本拠地であるメットライフドームになることが発表されました。

奇しくも、河西監督にとっては、思い出の地。

「僕らの現役時代は、埼玉県大会の決勝は、西武球場(※現在のメットライフドーム)で行われたいた。大宮東が初の甲子園出場を決めた時にも、西武球場でした。当時、帰りのバスでは、みんなで泣きながら、長渕剛さんの“乾杯”を熱唱しました」と、懐かしそうに語ってくれました。

自粛期間が明けても、特に公立高校は思うように練習ができなかったそうですが、「ようやく6月の中旬に、週3日・一日60分という条件のもとで練習を再開できて、実戦に臨めたのは最近のこと。正直、生徒たちに焦りはあったと思います。それでも、自粛期間中に自宅での練習を欠かさずにやってくれていたので、手ごたえは十分です」と話していました。


河西監督も、佐藤主将も、「今年のチームは打線が持ち味。公立高校が躍動する姿を見てほしい」と、力強く意気込みを話してくれました。大宮東高校の強力打線、注目しましょう!

 

また、シリーズ「みんなの夏2020」でも、学校の取り組みを紹介しました。今回は…

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輝くさいたま~ずさん

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きょうのゲストは、秩父出身の声優、久保田未夢(くぼた・みゆ)さんでした。

さいたま局のちょっと年季が入ったラジオブースに入られた時、目を輝かせながら周りをきょろきょろ興味深そうに見ていた姿がとても可愛らしかったです。

インタビューでは、埼玉アニメの中で、最も好きな作品について伺いました。

久保田さんの答えは、地元秩父が舞台の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でした。

ストーリ、そしてキャラクターに惚れ込み、当時リアルタイムで毎週見ていたようです。

声優として活動する前も、秩父のミューズパークで行われた「あの花」のイベントも見に行く程、大ファンだそうです。そんな久保田さんの好きなキャラクターは、本間芽衣子(めんま)と松雪集(ゆきあつ)だそうですよ♪

久保田さんの夢は、様々な役に演じられるようになること。そして地元秩父が舞台になったアニメに出ることと、希望に満ちた表情で話してくださいました。

私も久保田さんの夢が叶うように、陰ながら応援しています! 

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きょうのゲストは、
埼玉県教育委員会文化資源課の井上かおり主幹でした。

ことしは、太平洋戦争の終結から75年と、節目にあたる年です。

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これまで埼玉は小規模な空襲を40回以上受けましたが、その中でも県最大の空襲が、熊谷空襲です。
8月14日の深夜から翌未明にかけて投下され、最後の空襲とも云われています。

死者は266人、罹災者は人口のおよそ4割のおよそ16000人に。
なぜ、熊谷に空襲が…?それは、航空機の工場や飛行学校が熊谷市にあることから、空襲のターゲットにされたといいます。

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ポツダム宣言の受諾は決まっていましたが、実は日本の受諾の正式な表明が遅れていたそうで、アメリカ軍の攻撃命令が出てしまい空襲を受けたとのことです。
井上さんは、平和は与えられるものではなくて、自分たちで作って守り続けなければ、容易に失われてしまうと話していたのが印象的でした。

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彩たまライフ

「埼玉のめぐみ、いただきます!」のコーナーは、さいたま~ずの母、ファームイン・さぎ山で農業塾を主宰されている、萩原さとみさんでした。
暑くて食欲が落ちる今、また料理をする気分でないそこのあなた!

埼玉にいるのなら、埼玉の郷土料理を食べましょう!レシピは…↓

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DJジャンボさんによる「ダンスシップマンデー」!

梅雨も明けて暑さがやっとやって来ました!
そんな中、ラジオの前で踊りまくってください。
きょうのダンクラ10選はこちら。

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「みんなの夏2020キャンペーン」
小中高生や小中高生を支える皆さんからのメッセージ募集中!
投稿はこちらから

8月4日(火)の「日刊!さいたま~ず」(NHK-FM)内でスタートする、「シリーズ みんなの夏2020」ですが、NHKさいたま放送局ではこの夏、本番組以外にも小中高生を応援する番組を他にも複数放送予定です。是非ご覧ください!

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2020年08月03日 (月)

11人に1人がなる病気は?

岸田 祥子

11人に1人がなる病気

 

皆さんは何を思い浮かべましたか?

 

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さいたマッスルさん

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて夏の全国高校野球選手権大会が戦後初の中止となる中、8月8日に埼玉県独自の「令和2年度夏季埼玉県高等学校野球大会」が開幕します。

埼玉県高等学校野球連盟を小山友清さんをスタジオに迎え、これまでの埼玉県の高校野球の歴史を振り返りつつ今大会の見どころを展望しました。

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