2009年11月23日 19時31分更新
他の細胞を傷つけることなくがんの治療を行うことができる重粒子線と呼ばれる放射線を使ったがんの治療法についての講演会が23日鳥栖市で開かれました。
重粒子線がん治療は放射線の一種の重粒子線をがん細胞のDNAに当てる治療法で外科手術のように体に傷を付けないため患者への負担が少ないと言われています。
佐賀県がこの治療法を実施できる施設の建設計画を進めている鳥栖市で行われた講演会にはおよそ320人が参加しました。
講演では千葉県にある放射線医学総合研究所重粒子医科学センターの鎌田正センター長が「重粒子を使ったがんの治療は他の細胞や内臓を傷つけることなくがんの細胞を破壊することができます」と説明しました。
その上でこの治療法で3センチを超える肺がんが1回の治療で無くなったケースなどを挙げ、治療が早期に終わることやがんを破壊する効果が高いことなどを説明すると会場を訪れた人は熱心に聞き入っていました。
佐賀県では重粒子線治療を行うことができる施設について平成25年のオープンを目指していてますが、完成すれば国内で4番目、九州では初めての治療施設になるということです。