番組のねらい

「ふしぎがいっぱい」は、新しい学習指導要領に対応した、理科の新番組です。

子どもたちは理科が大好き!昆虫を捕まえたり、草花の種を植えて成長を観察したり、謎めいた器具や人体模型のある理科室で実験したり・・・生命や自然の現象に直接触れる機会の多い理科の授業・活動は、新鮮な発見と喜びに満ちています。「ふしぎがいっぱい」は、子どもたちの歓声が聞こえる楽しい理科の授業をさりげなくサポートする番組です。

「ふしぎがいっぱい」の特徴をいくつか挙げてみましょう。

1.1回10分でひとつのストーリー

1コマ45分という標準的な授業時間の中で最適な内容時間を検討した結果、「ふしぎがいっぱい」は1回10分の番組としました。これまでの小学校理科番組より5分短くなったことで、視聴前後の授業・活動に余裕が生まれます。また、細かいコーナーわけをせず、10分間をひとつの物語として構成。課題への見通しを持たせるための「つかみ」として、また、ある程度まとまった授業・活動で得た(体験に基づく)知識を定着させるための「まとめ」として、使いやすい番組に仕上げています。

2.「番組だからできること」を意識

NHKならではの特撮映像で、子どもたちの興味・関心を引き出します。一方、授業の中で子どもたちが行うことのできる実験や観察は、番組ではあえて省いたり、観察や実験の視点をずらすなど配慮しました。実験や観察による直接体験と、その過程で自分で発見することこそが、理科の学習の根幹だと考えたからです。各回の構成も「オープンエンド」を原則とし、視聴後の授業・活動へのつながりがスムーズになるよう工夫しています。

3.3年~6年の80回でひとつのシリーズ

番組の内容は3年生~6年生向けの4学年にわかれますが、番組タイトルは「ふしぎがいっぱい」で統一し、全80回でひとつのシリーズ、という形にしました。既習事項の定着が不安な場合でも、番組ホームページのコンテンツを上手に活用すれば、過去の学習内容にさかのぼることができるように設計しています。

4.子どもたちの目線で登場するレギュラー出演者

「ふしぎがいっぱい」には、学年ごとにひとりのレギュラー出演者が登場します。放送番組の特性上、実際に手で触ったり、においをかいだりすることはできませんが、子どもたちの目線で観察や実験を行うレギュラー出演者の存在が、撮影対象をよりリアルに感じさせます。

この春、がらりとスタイルの変わる理科番組「ふしぎがいっぱい」。子どもたちの好奇心を引き出すひとつのきっかけとしてご利用ください。

■この番組の企画にあたっては、次の方がたのご協力を得ました。(50音順)
杉並区立馬橋小学校副校長
伊勢明子
元新座市立東北小学校教頭
塚田昭一
武蔵大学教授
中橋雄
墨田区立二葉小学校校長
永田学
金沢大学教授
松原道男
文部科学省初等中等教育局教科調査官
村山哲哉
筑波大学附属小学校教諭
森田和良