絶望名言

2017年12月29日(金)夜8:30〜10:30 ラジオ第1で生放送

一人ぼっちで年末を過ごし、
新年を迎える人だっているじゃないか!
孤独なあなたに寄り添う、
古今東西の絶望名言の数々をお届けします。

絶望名言総選挙

投票は締め切りました。
たくさん絶望していただきありがとうございました。

フランツ・カフカ
  • フランツ・カフカ(1883-1924)

将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。
将来にむかってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。

『フェリーツェへの手紙』

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ドフトエフスキー
  • ドストエフスキー(1821-1881)

もしもどこかの山のてっぺんの岩の上に、
ただ二本の足をやっと乗せることしかできない
狭い場所で生きなければならなくなったとしても
──しかもその周囲は底知れぬ深淵、
広漠とした大洋、永遠の暗闇、
永遠の孤独と永遠の嵐だとしても──
そしてこの方一メートルにも足らぬ空間に、
一生涯、千年万年、いや永久にそのままとどまっていなければならないことになったとしても
──それでもいますぐ死ぬよりは、
そうしてでも生きているほうがまだましだ!
生きて、生きて、ただ生きていられさえすれば!
たとえどんな生き方でも──
ただ生きていられさえすればいい!… …。
なんという真実だ!
なんという真実だ!ああ、まったくなんという真実だろう!

『罪と罰』小沼文彦 訳

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ゲーテ
  • ゲーテ(1749-1832)

快適な暮らしの中で想像力を失った人たちは、
無限の苦悩というものを認めようとはしない。
でも、ある、あるんだ!
どんな慰めも恥ずべきものでしかなく、
絶望が義務であるような場合が。

『親和力』

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太宰治
  • 太宰 治(1909-1948)

弱虫は、幸福をさえおそれるものです。
綿で怪我をするんです。
幸福に傷つけられる事もあるんです。

『人間失格』

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芥川龍之介
  • 芥川龍之介(1892年- 1927)

人生を幸福にする為には、日常の瑣事(さじ)を愛さなければならぬ。
雲の光り、竹の(そよ)ぎ、群雀(むらすずめ)の声、行人(こうじん)の顔、
---あらゆる日常の瑣事の(うち)に無上の甘露味を感じなければならぬ。

人生を幸福にする為には?
---しかし瑣事を愛するものは瑣事の為に苦しまなければならぬ。
(中略)

人生を幸福にする為には、日常の瑣事に苦しまなければならぬ。
雲の光り、竹の(そよ)ぎ、群雀(むらすずめ)の声、行人(こうじん)の顔、
---あらゆる日常の瑣事の中に堕地獄(だじごく)の苦痛を感じなければならぬ。

『侏儒の言葉』

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シェークスピア
  • シェークスピア(1564年-1616年)

あとで一週間嘆くことになるとわかっていて、
誰が一分間の快楽を求めるだろうか?
これから先の人生の喜びのすべてと引き換えに、
今ほしい物を手に入れる人がいるだろうか?
甘い葡萄一粒のために、
葡萄の木を切り倒してしまう人がいるだろうか?

物語詩『ルークリース』

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ベートーヴェン
  • ベートーヴェン(1770年-1827年)

不機嫌で、打ち解けない、人間嫌い。
私のことをそう思っている人は多い。
しかし、そうではないのだ!
私がそんなふうに見える、本当の理由を誰も知らない。

私は幼い頃から、情熱的で活発な性質だった。
人づきあいも好きなのだ。
しかし、あえて人々から遠ざかり、
孤独な生活を送らなければならなくなった。
無理をして、人々と交わろうとすれば、
耳の聞こえない悲しみが倍増してしまう。
つらい思いをしたあげく、
またひとりの生活に押し戻されてしまうのだ。

『ハイリゲンシュタットの遺書』

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中島敦
  • 中島 敦(1909年-1942年)

あるがまま醜きがままに人生を愛せむと思う(ほか)(みち)なし

『和歌でない歌』

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ミラン・クンデラ
  • ミラン・クンデラ(1929年-)

私たちは一度しか生まれない。
前の生活から得た経験をたずさえて
もうひとつの生活をはじめることは
決してできないだろう。
私たちは若さのなんたるかを知ることなく少年時代を去り、
結婚の意味を知らずに結婚し、
老境に入るときですら、
自分が何に向かって歩んでいるかを知らない。

『小説の精神』金井裕/浅野敏夫 訳

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シオラン
  • シオラン(1911年-1995年)

病人の秘められた欲望は、
だれもが病気になって欲しいということであり、
瀕死の人のそれは、
だれもが断末魔を迎えて欲しいということだ。
わたしたちがさまざまの試練のなかで願うのは、
他の連中がわたしたちと同じように、
わたしたち以上ではなく、
ちょうど同じだけ不幸であって欲しいということだ。

『時間への失墜』金井裕 訳

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